2017年8月5日追記
「こがね食堂」さんは、2017年はかき氷の販売をされておりません。お気をつけください。以下のツイートもあわせてご確認ください。
8ヶ月ぶりの瓦版更新。お店の入り口の左側に貼っているのですが、去年の11月を最後にかき氷は終了致しまして今年はかき氷をやっていませんのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m#広島#広島市#広島市中区袋町#こがね食堂#HIROSHIMA #かき氷 pic.twitter.com/EhMw2RG4mn
— こがね食堂 瓦版 (@Okada66Johnny54) July 14, 2017
広島の夏、こがね食堂。
このふたつのワードでピンとくるのは、そう、かき氷。
とある筋から「こがね食堂のかき氷は、この夏で食べ納めになるかも」という情報が入ってきたので、真偽を確かめるために行ってきました。
そのご報告です。
こがね食堂 〜 かき氷は蜜もあんこも手づくり!ふわふわ氷のタワーは必見(広島市中区)
ふだんの「こがね食堂」は、昨日お伝えした「みよし食堂」と同じ風合いの大衆食堂なんです。
「みよし食堂」のご紹介はこちら。
しかし夏になると、かき氷を目指して来店される方が跡を絶ちません。
実際に私がお伺いした平日夕方5時過ぎに、私の前に3名、私の後にも3名の方がかき氷を注文されていました。
なるほど、こういうことも冒頭に書いた「噂の真相」につながっていくわけです。
この価格であのボリュームなら、試さないのが損!
かき氷の種類はフレーバー別に8種類。
そして大きさは4パターンあって、それぞれにミルクかけができます。
しかも1〜5番のシロップ系であれば、こがね盛(一番大きなサイズ)をオーダーすると2色がけをしてもらうことができます。
オーダーのパターンで言うと、すべてをかけあわせると84パターンあるということになりますね。
かき氷をつくられる方は専任の方で、氷を削るのはもちろん、シロップの仕込みも金時小豆の炊き上げもこの方の仕事だそう。
そう、市販のシロップではなく、オリジナルのシロップなんですよね。
とあれば、その背景を知っていればよけいにありがたみが増すというものです。
今回は、84パターンのオーダーの中からもっとも価格の高いものをチョイス。
「宇治金時 こがね盛 ミルクかけ」をお願いしました。
オーダーしてから5分程度待ったのでしょうか。
その高さ、そのつくり込み、そしてできあがって席に運ばれるまでの空気感。
すべてが「こがね食堂」のかき氷を愛してしまう要素なんだと痛感しました。
「こがね盛 ミルクかけ」
店の入口にあるかき氷機で、シュッシュッと聞こえてくる氷を削る音。
ふわふわ氷を高く積み上げつつ蜜をかけ、そして金時小豆を仕込み、さらに高く削り上げる。
その職人技を想像するあまりに、待ち時間さえも楽しみに昇華します。
そしてお盆に載せられて、崩れないようにとゆっくり、ゆ〜っくり運ばれてきたのがこちら。
しばらくは写真をご堪能ください。
底のお茶碗は、ちょっと大きめの飯碗です。
お茶碗の底から測っても40cmは越えようかというフォルムに、ていねいにかけられた宇治抹茶のシロップ。
お店の方に出していただいた取り皿と2本のスプーンを使って、崩れないようにていねいにゆっくりと味わいながらいただきました。
粉末抹茶からていねいに仕込まれたシロップは、ほろ苦いながらもシロップとしての甘さもじゅうぶんにあります。
ミルクかけのミルクも、ただの練乳ではなく氷用にアレンジされているので全体のバランスとしてもやさしくそのおいしさが広がります。
かき氷の中には金時小豆がふんだんに入っていて、これも甘すぎることはなく、小豆の味がしっかりしている存在感のある金時小豆です。
金時小豆登場の様子はこちら。
今年でやめちゃうって本当?!噂の真相は・・・
さて、冒頭に書いた「こがね食堂のかき氷は、この夏で食べ納めになるかも」という話。
お店の方にお伺いしました。
理由はさまざまありましたが、私にはなるほど納得の内容でした。
(つづきます)