スギ スギ(@sugitabe)です。です。
濃厚なスープが特徴のラーメン店は数あれど、トッピングにも強みを持たせておいしい一杯を提供されているのが、中新地通りの「酒宴麺屋 天晴(あっぱれ)」です。
広島の夜の繁華街で食べることのできるラーメンの中でも、とくに濃い味をいただくことができる一杯をご紹介します。
酒宴麺屋 天晴 〜 あっぱれな濃厚とんこつスープに載せられたあぶり肉が決め手のラーメン(広島市中区)
お店は中新地にあります。
もともとは老舗の「うぐいす」があった場所といえば、馴染みのある方には思い出しやすいでしょうね。
酒宴麺屋と冠するだけあって、サイドメニューとアルコールの取り揃えもご覧の通り。
強い打ち出しのラーメンが、入口横の垂れ幕に掲げられています。
こちらは2017年12月上旬に訪問したとき、お店の入口に掲出されていた営業時間の案内です。もともと21時〜翌6時の営業と聞いていたのですが、このあたりについては繁華街時間と考えればじゅうぶんに容認できるものですよね。
一通りのメニューはこちらのとおり。
一品料理からお酒にもぴったりなサイドメニューと取り揃えが豊富で、〆のラーメンに行き着くまでの楽しみが広がりますね。
今回は「濃こく肉盛らーめん」の肉3倍をオーダー。
一般的にはチャーシュー麺で調整されるラーメンの肉量を、豚バラ肉の盛り方で決めることができるところに特徴がありますね。
ちなみにスープの種類を選ぶことができるので、これは店内に掲げてあるメニューを参考にどうぞ。私は「とんこつ」スープを選択。
カウンターの席につき、オーダーをしてから目の前でつくられていくラーメンに期待を寄せます。
酒宴麺屋 天晴「濃こく肉盛らーめん(とんこつ・肉3倍)」
こちらです。
きれいに白濁したスープの上に、美しくそしてどんと盛り付けられた具のボリュームに圧倒されます。
直前に炙られた豚バラ肉が、このラーメンの特徴ですね。
白濁して濃厚さを見せつけながらも、あっさりとした喉越しのスープはシンプルで素材の味そのものを楽しむことができる豚バラ肉との相性が抜群です。
シャキシャキもやしと、食べごたえのある太さのメンマとともに、ラーメンの完成度は高まります。
濃厚でコクがあると言いながらも、すっきりとした味わいのスープと、それにうまく絡み合う麺のバランスは食べごたえがあります。
卓上に準備されているのは、フライドガーリック。
これを入れれば、さらにコクが深まって味の変化をより楽しむことができますよ。
さいごに:素材のよさが引き出された一杯
ラーメンのネーミングから、こってりしたスープのラーメンを想像しがちかもしれませんが、実際にはどろっとしたこってりスープではなく、さらりとしながらも深い味わいのコクあるスープとして楽しむことができます。
チャーシューの代わりに添えられている豚バラ肉にしても、素材のもつ味わいを引き出すために、必要以上な味付を施していないところにこの一杯のうまさがあります。
もやしもねぎもメンマも、そして豚バラ肉、麺、それを取りまとめるスープと、バランスのよさが極まった一杯です。
老舗「うぐいす」の跡を継ぐ場所にある一杯は、お酒を楽しむことができる上に、骨太の一杯が待っているラーメン店でした。
ごちそうさまでした!