先日、立ち飲みの「0軒め酒場」に行ったとき、冷蔵ショーケースで販売されていた酒粕に目を奪われまして。
何をつくるか、どうしようかをまったく考えずに買ってみたんですよ。

こんなていねいな箱売りをされている酒粕って見たことがなくて、思わず買ってしまったのです。
問題はここからで、さて何をつくったものかとクックパッドであれやこれやと調べた結果、「炊飯器でケーキをつくろう!」ということに。
今回はそのレシピをお伝えします。
スギレシピ「しっとり酒粕ケーキ」
材料はこちら。
ホットケーキミックス・・・100g
卵・・・2個
ヨーグルト(プレーン)・・・300g
酒粕・・・70g
砂糖・・・70g

砂糖は黒砂糖を選びました。
炊飯器だと焦げやすいというデメリットがあるけれども、今回はこれで。
酒粕とヨーグルトを計量

まずは分量の酒粕と、分量の半分のヨーグルトを計量します。
電子レンジで加熱して溶かしていく

電子レンジで少しずつ加熱をしていき、

よくかき混ぜてなじませます。

加熱したヨーグルトと酒粕がじゅうぶんに混ぜ合わさったら、分量の残りのヨーグルトを投入してさらに混ぜ合わせます。
酒粕とヨーグルトを炊飯器に、残りの材料を入れて混ぜ合わせる

まずは、酒粕とヨーグルトを炊飯器にセットします。

続いて、分量の砂糖を投入して混ぜ合わせます。

つぎに卵を2個入れて、これもよく混ぜ合わせます。

砂糖、卵がなじんだところで、ホットケーキミックスを投入。
混ぜ合わせる材料はこれがすべてなので、ここまできたらしっかりと混ぜ合わせます。
空気抜き

十分に混ぜ合わさったら炊飯釜を高いところから落として、生地のなかの空気を抜いていきます。
ここでしっかりと空気抜きができたら、仕上がりのしっとり感がぐんと増しますよ。
炊飯ボタンをポチッ

最後に、炊飯ボタンを押します。
炊きあがり後は串を刺して、生地に火が通っているかを確認しましょう。
いよいよできあがり

こちらができあがりの様子です。
空気抜きを妥協してしまって、十分ではなかったことがこの時点で見て取れます・・・。

カットした様子がこちら。
やはり釜に面したところは黒砂糖の影響でちょっと焦げていますが、ちゃんと食べられますよ。

これが焼きたて直後の様子。
これを冷蔵庫でしっかり冷やすと、さらにしっとり濃厚で芳醇な酒粕の香りが高いケーキに様変わりします。
さいごに:こんな酒粕でした

酒粕といえば板状になっているものを想像しますが、今回はこんな感じのそぼろ状の酒粕でした。
おかげで調理しやすいというメリットもありましたし、なにより大吟醸の酒粕のおいしさを知ることができました。

竹原市の中尾醸造さんは、「幻(まぼろし)」「誠鏡(せいきょう)」というブランドをお持ちの酒蔵さん。

そんな「幻」の酒粕は、また買い足して違うレシピにしてみたいところです。