スギ スギ(@sugitabe)です。です。
インスタグラムで広島のラーメンを調べていると、ひときわ目立つそのルックスと上品さで知られる「塩そば まえだ」。
お店は三原市中心部にあり、エリア外の方にとっては交通のアクセスを考えたくなる立地とおもえるのですが、このたび念願かなって足を運ぶ機会に恵まれました。
先に結論を言います、「おすすめです!」
塩そば まえた 〜 行列必至の美しいラーメン!だし感ある一杯は広島のラーメンの代表格(広島県三原市)
お店は国道2号線、三原バイパスから宮浦大通りを抜け、学園南通りをすすんだところにあります。
私が訪問した日はあいにくの雨模様で、時間も14時30分ころ。
たまたま近くに出向く用事があり、行列を覚悟し、最悪はスープ切れ閉店もありうると思って訪問したところ営業中の札は出たままで、しかも待ち時間もなく食べることができるとわかり、お店の前にある駐車場に車を止めて駆けるように店内へと進むのでした。
基本の塩そばに和そば、それとつけそばの3品があると知り、この日はたまたまお連れがいたので「ふたりで3杯をいただくことにしよう!」と意を決して入店です。
入店してすぐのところにある券売機で食券を購入します。
今回は「塩そば」「和そば」「さんまのつけそば(1.5玉)」、そして「焼豚丼 小」です。
カウンターに案内され、食券をお渡しすると「どの順番でご用意しましょうか?」という心づかいをしていただきました。
私は「塩そば」「和そば」を同時に、そしてそのあとで「さんまのつけそば」をお願いすることに。
あとからお連れに「どうしてその順番?」と訊かれたのですが、あたたかい汁ものラーメンはのびやすいから早めにいただくに限るし、そもそもちょっとお昼下がりに差し掛かった時間だからはやく食べたいでしょう?という回答をしてみました。
忙しい時間帯を抜けたこともあってか、店内にはおだやかな時間と空気が流れていきます。
ふだんだとこのエリアでも入店待ちの行列ができると言われるこちらのお店、ひさしぶりに丼が届くのを待つのに興奮する時間だと思うばかりです。
目の前でていねいに盛り付けられていくラーメンを見ては、なるほどインスタグラムで映える写真を見ている裏側はこういう手仕事の積み重ねがあるのだなと知るに至るわけです。
勉強になりますよね。
塩そば まえだ「塩そば」
さあ、いつもインスタグラムを見ては興奮していたラーメンがいよいよ目の前にやってきます。
流線型に整えられた麺、薄くスライスされた低温調理チャーシューに、なにより透き通った黄金色が美しいスープ。
れんげですくって口に運んだスープからは、幾重にもその深みを感じさせる材がもたらすスープのうまみにためいきが漏れるほどでした。
カウンターの前には、スープを始めとする材料のうんちくが書かれているものがあるのですが、なるほどこれらの材料からこのようなスープを生み出されるとは、流行りのラーメン店にあるような勢いやパンチの勝負とは違う、孤高の一杯が目の前にあるしあわせをひたひたと感じるばかりです。
材料のうんちくはあえてここには載せません。
それはぜひ、あなたの舌で楽しんでください。
塩そば まえだ「和そば」
つづいて「和そば」。
塩そばをベースにしてうまれたこちらは、味噌ラーメンです。
味噌ラーメンとはいっても、よくあるこてこての味噌感がもたらす味わいではなく、これもまた深い味わいの中に味噌が広がるといったテイストになっています。
塩そばにせよ和そばにせよ、そのスープの奥深さはまた食べたくなる一杯といえるほどのものです。
塩そば まえだ「さんまのつけそば」
そして、こちら。
さんまのつけそばです。
秋の定番つけめんのようですね。
つけそばには食べ方のご案内があるので、こちらのとおりにいただくことにしましょう。
あらためてこのつやつや自家製麺を粉の味から堪能します。
この濃厚なつけだれは魚臭くなくて、細麺にがっつりからんできてもおいしくいただくことのできるようにされています。
ラストのスープ割りもお忘れなく。
さいごに:ていねいな塩そばでだしのおいしさを実感してください
今回は広島県三原市にある「塩そば まえだ」をご紹介しました。
ずっと興味をもっていたお店だけあって、訪問したときのテンションはいつも以上に高ぶっていたことは間違いなくて、しかしその高ぶっていた気持ちを裏切られるようなことはないままに想像以上のおいしさを麺、スープともに楽しませていただけるラーメンでした。
スープというよりも、もはやだしと呼ぶにふさわしいような趣と格調のある味わいは、たしかに行列に並んでも、アクセスがちょっと悪くてもわざわざ足を運んで食べたくなるにはこの上ない一杯、いや三杯でしたからね。
またどうしても食べたくなったときには、ありとあらゆる手を使って足を運ぶにちがいない、そう思ってお店を後にしたのでした。
何度でもいいます、おすすめです!
ごちそうさまでした!