広島市中区舟入幸町、この舟入エリアには汁なし担々麺の火付け役「きさく」をはじめとしたラーメンの有名店、個性的なお店がいくつかあります。
そこに2017年7月5日にオープンされた「麺屋バル 壱麺」に行ってきたので、今回はこちらをご紹介しますね。
麺屋バル 壱麺 〜 ちりめんダシが特徴の広島つけ麺と油そば!カレーも推しのメニューです(広島市中区)
こちらがお店の外観です。以前は広島つけ麺のお店だったようで、その居抜きとして開店されたようですね。
「7/5オープン!」の打ち出しもしっかりなさっています。
店内に入ると左手に券売機があります。そちらで券を買ったら、カウンター席に移動します。
券売機はメインメニュー、サイドメニュー、そしてテイクアウトのスナックもたくさんラインナップされています。
カウンター席にもこのようにメニューがあります。今回私がオーダーしたのは「油そば(大盛)」「チャーハン(大)」ですね。ちなみにチャーハンはこのメニューに載っていないのですが、券売機には設定してあります。レギュラーは250円、大は300円というお値打ち価格です。
店長壱押しを外しての油そば。大盛は無料で、大盛の上を行く特盛と替玉は別料金。そしてカレーラーメン、カレーライスというラインナップも期待ができます。しかもカレーライスは水曜日には100円という大盤振る舞い!
そうそう、このお店は「ちりめんダシ」という切り口でスープをアプローチされています。広島で大きく打ち出しされているのをあまり見ないですからね。期待が高まります。
さて、そうやって待っているうちに油そばがやってきました。
麺屋バル 壱麺「油そば(大盛)」
こちらです。
切立の深丼に盛り付けられた油そば。
ほろほろのチャーシューとねぎ、ゆでたまご、そして下味のつけられたもやしが具材になります。
麺はもちもちの中太麺で、だしとの絡みもいいバランスです。
この油そばのポイントは、やわらかくほぐされたチャーシューにありそうです。よくある千切りにされたバラチャーシューとは違って、ほぐしてあるチャーシューだと麺をしっかり混ぜたときにうまく絡んでいくんですね。
ところで、コンディメントには酢やごま、自家製ラー油が用意されています。つけ麺向きだろうと思われるでしょうが、このラー油が油そばにもいいアクセントになります。
しっかり混ぜた油そばを一口食べると、よくあるしょうゆのパンチが効いたバランスとは違う、中華スープ系の味わいの油そばを楽しむことができます。ちりめんダシとはいっても、それそのものが特徴的な味わいを持つものではないので過度の期待はできません。しかし、さきほどのラー油を足したりして味を変化させることで、この油そばの別の一面を楽しむことができます。
私にはスプーン半分くらいのラー油をかけていただくのがいいバランスでした。
さてさて、油そばを楽しんでいるときに厨房で中華鍋をふるってつくっていただいたチャーハンがこちら。
大サイズはお茶碗1杯半程度のごはんでしょうか。バターの風味がいきたチャーハンです。ぜいたくにいただくことのできる一杯でした。
さいごに:あたらしい麺のアプローチ
これからますます広島の地域生産食品として知名度が高まっていくであろう、ちりめんを使ったダシを売りにするという点はもちろん、メニューのラインナップに味の特徴、そして売り方と目をみはるところの多いお店でした。
広島つけ麺はもちろん、カレーラーメンも広島にはその素地がありますからね。またの機会にいただくことにしましょう。
ごちそうさまでした!