広島の歓楽街、流川にある洋食店アラスカ。
1954年(昭和29年)に創業され、その歴史は60年以上にもおよぶれっきとした老舗の洋食屋です。
その存在は広島市内で暮らすようになった20年前から知っていたものの、なかなか訪問する機会を得ることができずにいました。
しかし、アラスカのことを調べれば画像検索でつぎつぎ出てくる洋食の風貌にいてもたってもいられなくなり、いよいよ行ってきました。
今回はそのご紹介です。
アラスカ 〜 絶品オムハヤシを夜の繁華街で楽しめる洋食屋(広島市中区)
流川通りの中心部、夕方になるとあかりが灯るアラスカは、大きく目立つような看板やサインがあるわけでもなく、ただひっそりとそこにあります。
ちょっと重いガラス戸を開くと、そこはたしかに昭和の風情が残る店内が広がります。
深夜ならではのちょっとした喧騒から離れた店内は、やさしいあかりに包まれています。
レストラン アラスカ、このメニューにこの店のすべてが収められています。
厨房から絶え間なく聞こえてくるフライパンを振るう音に、食欲をかきたてられます。さあ、この中ならなにを食べようかと久しぶりに長考し、今回は「オムハヤシ」をいただくことにしました。
「オムハヤシ」
そして、やってきました。
アラスカのオムハヤシがこちらです。
ふわふわの卵でつくられたオムライスに、玉ねぎ多めのハヤシライスソースがしっかりとかけられています。
ケチャップがたくさんかけられるオムライスとはまた違う、たしなみが感じられますよね。
オムライスの中身はチキンライス。ごろごろっとした大きめの鶏肉が印象的です。もちろん、このオムライスだけでも十分においしいのです。
付け合せの福神漬とらっきょうを、スプーンですくいながら食べるのも悪くないものです。
深夜2時までの営業ですので、飲んだ帰りでもいいですし、ごほうびディナーとしても使えるアラスカ。これからも広島の夜の洋食屋として営業を続けてください。
また行きます。
ごちそうさまでした!