2017年4月28日、広島市西区にLECTと呼ばれる大型商業施設がオープンしましたね。
関連リンク LECT(レクト)
核テナントのひとつとなる「広島T-SITE」には、蔦屋書店もやってきて、本好きの人には垂涎の環境が整いましたよ。
先日、広島駅前に「エディオン蔦屋家電」がオープンしましたが、蔦屋書店とはまた違う趣があります。ちなみに「エディオン蔦屋家電」についてはこちらをどうぞ。
そんな蔦屋書店の楽しみ方、特に広島蔦屋書店の趣を私なりにまとめてみます。
広島蔦屋書店、広島T-SITEの楽しみ方を読書家ブロガーのスギがお伝えします!
まずお断りするのは、館内は撮影禁止のためにこのブログでも写真は掲載しないことをご了承ください。これみよがしに写真をアップしている方がいらっしゃいますが、お控えになったほうがよろしいかと。
正面ど真ん中「知の庭」から入店を。
まず、建物についたら正面玄関に回って、「知の庭」と呼ばれる入口へ進んでください。
すると、正面と左右に入口があるので建物に向かって『左』の入口から入場してください。入場すると「アンデルセンカフェ」があるところです。
ここに踏み入れた瞬間に、蔦屋書店の雰囲気をすべて体感できると言っても過言ではないのです。本から感じるエネルギーと、それを増幅させるようにワクワクする環境に仕上げられている空間を素直に受け入れてみてください。
エスカレーターで壁一面の本のオブジェを体感
写真のフロアガイドにある「広島 蔦屋書店」のエリアを思う存分に体験したら、エスカレーターで2階へどうぞ。
すると、吹き抜けの壁面にびっしりと整えられた本のオブジェを目の当たりにすることができます。本と光と空間が生み出す空間は、さすが蔦屋書店と言わんばかりの風景です。
この景色を見るためだけに行ってもいいかもしれません。
2階へはそのまま東側へ
エスカレーターで2階に上がったら、連絡通路を通って東側へ。キッズスペースやフリースペースを中心とした空間ですが、ここでは絵本にふれることができます。
ボーネルンドや絵本、キッズスペースで遊ぶ子どもたちを見ていると、幼い頃からこんな環境が身近にある暮らしをちょっとうらやましく思うほどです。
もう一度エスカレーターで1階へ
東側にもエスカレーターがあり、そこから1階に降りるとスターバックスをはじめとするカフェ、食事テナントがあります。
このエリアにも蔦屋書店の区画があるので、お気に入りの本とカフェを楽しみながら気ままな時間を過ごしてください。フリースペースで過ごす最高で最適なひとときは、きっとすてきな本と出会うきっかけにもなりますよ。
本は探したり見つけたりするのではなく、「出会い」であって欲しい。
広島T-SITE、とりわけ広島蔦屋書店の区画は、回遊するだけでいえば10分程度ですべてを見ることができます。
郊外型の大型書店と比較して、蔵書数が多いわけでもありません。
ではなぜ、この蔦屋書店には魅力を感じられるのか。
それは端的に「本との出会いの場」だと考えるからです。
お目当ての本を探すために足を運ぶ本屋もあれば、インスピレーションを掻き立てるためのヒントを得る場としての本屋もあります。
そして蔦屋家電がそうであるように、この蔦屋書店もまたライフスタイルを提案してくれる場であるともいえます。
強いて言えば、蔦屋家電は「家電+書籍や小物」であるのに対して、蔦屋書店は「書籍+ライフスタイル提案」、もっといえば蔦屋書店で著名な本を探すのは愚行だと私は言い切りますね。もちろん、ないわけではないのですが。
私はいつも「本は人」だと考えています。
知らない本に興味を持つことは、はじめて会った人からなにかの影響を受けることに同義です。その本との出会いを、より一層印象深くしてくれる場が蔦屋書店なのです。
もう一度言います。
決して広く、蔵書の多い書店ではありません。
本と出会って、あたらしいエネルギーを受け取る場所がこの蔦屋書店です。