さかのぼること4年近く前の話です。
私が仕事で東京に行ったときに「きょうこそラーメン二郎に行くんだ!」と誓って、深夜の歌舞伎町でラーメン二郎デビューしたのは。
そして程なく「広島に二郎系ラーメンを専門にするお店ができるよ!」と聞いて、色めきだったのを今でもよく覚えています。
きょうは個人的にそんな思い出のあるお店をご紹介です。
麺屋 愛0028 〜 広島市内で食べることのできる二郎系なら、こちらをイチオシ(広島市安佐南区)
食べログで調べたところ、このお店は「2012年10月19日」にオープンだったのですね。
http://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340107/34017424/
オープンしてから1ヶ月後の2012年11月にお伺いして以来、久しぶりにやってきました。
その当時、本家「ラーメン二郎」味を覚えていた身としては、こちらのお店で実食したときの感想を「ものすごく再現度が高い!」と記憶していました。
4年近くも経ったので、本家の味はおろか、こちらのお店の味も記憶には残っていない状態です。
新鮮な気持ちで楽しもうとやってきたのは、とある日曜日の夕方でした。
店内は満席、入店待ちに2名の方がいらっしゃいました。
話には聞いていましたが、本当に行列のできる人気店でいらっしゃいます。
本当は並びって好きではないのですが、この日はなんだか待てる気分でした。
メインのら〜麺、オープン以来値上げなし!
待つといっても5分程度、じきにカウンターの空席へ案内していただきました。
店内のテレビでは「サザエさん」。
日曜日の夕方感が満載の店内は、テーブル席に家族連れもありました。
さて、ベースは「ら〜麺」と決めていたので、トッピングは何にしようかな・・・と思ってメニューを見たときにはたと気づきました。
「ら〜麺 680円」って、もしかして値上げしていない?!
そう思ってスマホを取り出し、写真アーカイブにアクセスしたら間違いありませんでした!
私がはじめて訪問した2012年11月13日も、ら〜麺は680円でした(写真は割愛します)。
食材価格の高騰が厳しい時期を超えて、それでも据え置き価格で提供していらっしゃることに感銘を受けました。
そんなところで感動しながら、さてさてオーダーは「ら〜麺、ニンニクやさい増し、アブラ多め、粉チーズトッピング」としました。増し、粉チーズ」に決定。
うん、これがこの日の限度でした。
調理する店主の手際の良さは、本当に惚れ惚れしました。
ゆで時間の長い太麺を扱いながらも、スマートに次々と調理される様子はそれだけでも必見です。
そして、そうこうしているうちに手元にやってきました。
「ら〜麺、ニンニクやさい増し、アブラ多め、粉チーズトッピング」
どうですか、このルックス。
野菜の高さにそれだけで興奮しますよね。
もちろん丼の中には太麺ですから、これは戦いです。
負けられない戦いです。
はじめての粉チーズ。
分厚くて存在感バツグンのチャーシュー。
粗みじんのニンニクがいい仕事をしています。
「ラーメン二郎は『負けられない戦い』である」
これは、ラーメンに関して私が師と仰ぐ方がおっしゃっている言葉です。
自らがオーダーしたものに対して真摯に立ち向かい、そして勝利をおさめることで至福の喜びを得る。
ラーメン二郎で、もしくは二郎系ラーメンで弱音を吐くことは許されないのです。
ぷりぷりの極太麺と、しょうゆとアブラからくる甘さ辛さのバランスが絶妙なスープに、そしてもやしとキャベツの応酬。
3年8ヶ月ぶりに対峙したこの一杯に、十分満足をして店を去ることができました。
本家との味の差異は、記憶にもないことだしもはやどうでもよいのです。
このラーメンが愛されて、今でもこうやってこのお店があるということ、それだけでお腹も心も満たされました。
店内では恥ずかしくてオーダーできなかった「黒烏龍茶」を、店頭の自販機で買ったことはここだけの話です。
ごちそうさまでした!!