変わらないために、変わり続ける。

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1.本の紹介

日本を誇るラーメンとして世界でも名の知れるところとなった『博多一風堂』。

創業者の河原成美さんが貫くのは、ラーメンはラーメンとして、食べ物としてだけではなく、それをコミュニケーションツールとして日本を伝えようとしていることにあります。

2.本の要約、3つのポイント

1)ラーメンはメディア、コミュニケーションツール

博多一風堂が積極的に海外進出をすすめるのは、今では日本の代表的な食べ物として認められているラーメンを通じて、日本の文化、精神、心を伝えていくことに重きを置いています。

結果として海外でも支持されている理由は、現地の味覚にあった商品を提供して、お店のスタッフと雰囲気がつくりだす快い空気感、リズム感、キビキビ感、かっこよさを認めていただけているから。

ラーメンは日本を代表する料理でありながら、古式ゆかしい伝統料理とは違い、汎用性があることから現地でのカスタマイズをおこないやすいという点もまた、コミュニケーションとしてのラーメンという位置づけをより強固にします。

2)人生に目標を

今でこそ世界的な知名度を誇る河原さんも、若かりし頃は不甲斐ない自分への怒りと焦りで道を踏み外した過去があります。

人生をおおきく揺るがすきっかけがどこにあるのかはその人それぞれ、それを手にしたときから自分の人生の転機をつかむのなら、そのさきに目標を掲げることが人生のカギになるといいます。

人生のカギとはつまり、充実した人生を送ることにほかなりません。

3)繁盛店のつくりかたとマインド

たかがラーメン、されどラーメンとはいえ、店を構えれば立派な主です。

そこに天職を見出したのであれば、その店を繁盛店にすること、まずは潰れない店をつくることに磐石の礎を築くことに始まります。

その基本を深く考え、おいでいただくお客様は店主が舞台として立ち振る舞う店に来てくださる観客だと思い、感動を伝えることが務めになります。

ラーメンがメディアであるという真髄には、「感動」を伝えるためのものだということなのです。

3.本から学ぶ、3つのキーワード

1)「決めたらやる。迷ってもやる。そして最後には迷わない」

著者の河原さんが、自身のマインドをひとことで書き綴ったブログからの引用。

2)「有恒」

有恒とは仏教用語で「そこにあり続けること」「永遠に存在すること」という意味。一方でよく耳にする「無常」もまた仏教用語、「万物はとどまることなく、つねに流転する」ということで、無常の中にこそ有恒があるといいます。

3)「変わらないために、変わり続ける」

有恒を体現し続けるために、博多一風堂ではよく言われるこのキーワードが生まれるのです。

4.本から実践、ひとつの行動

『博多一風堂でラーメンを食べる』

すぐには難しいけれども、博多にある大名本店に行きます。

5.ご紹介した本の情報

6.スギコラム(読後感想)

この本を渡したい人がいたので、久しぶりに読みました。

一風堂を創業された河原成美さんとは、何度かお会いしてお話させていただいたことがあります。

ラーメンを通じて世の中を変えていきたいという強い思いをひしひしと感じ、そのカリスマぶりにいつも私の気持ちも奮い立たせる気迫を感じるのです。

どんなビジネスでもそうで、迷いながらでもやり抜いていけば、最後には迷わなくなっている。

そのありかたをよしとするのは、人生のどのタイミングになるかは人それぞれによって異なるでしょう。

それを「変わらないために、変わり続ける」と表現した河原さんの心意気を、私も胸に生きていきたいものです。