ビジネスに真剣に取り組んだ人が得る権利

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1.本の紹介

商業出版を果たす作家となれば、これまでのビジネスに拍車をかけることができます。

もちろん、出版することがゴールではありませんが、まずはなかなか馴染みのない商業出版を果たすための方法を知ることができるとすれば、人生のレバレッジにつながりますよね。

2.本の要約、3つのポイント

1)誰でもビジネス著者になれるチャンスはある

電子書籍という媒体が広まって、出版そのもののハードルが低くなってきていると感じる方は多いでしょう。しかし本書は紙の媒体、つまり「商業出版」を目指すことを目的にそのノウハウを詰め込んだ内容となっています。

書店に並ぶ本をイメージすると、出版って大変そうだ、本を書く人というのは知識も実績もすごいんだろうな、などというイメージが先行するあまりに、自分には出版なんて無理だと思いがちです。

しかし、自分のノウハウや知識の価値を正当に評価、導いてもらうことで出版に向けて動き出すことは実は誰にでもできることです。

出版のために、ビジネス書の著者となるための資格は必要ではなく、出版に値する知識とその実績があれば、ビジネス著者になれるチャンスはあります

2)本のネタはあなたの中に眠っている

自分自身のプロフィールや経歴を振り返ると、それまでに最も時間、お金、情熱を注いできたことというものがあるはずです。

その結果やプロセスを誰かに伝えたい、その知識を欲している人を助けたいという思いが、商業出版に向けての源泉となります。

そのためには、現在の仕事を、過去の自分を棚卸しをしてプロフィールづくりを極めることで道はひらけていきます。

3)出版社、編集者と付き合うには

商業出版においては出版社と編集者との関係が何より重要になります。これが自費出版や電子書籍となると不要な関係も、編集者は著者のエージェントとしてより良い本を出すためのアドバイスや、いざ出版にたどり着いたら売り方のアドバイスなど、積極的な関係を築くようになります。

出版社にしてみれば、ビジネス書の出版は著者への投資です。著者はその関係性がどれだけ重要なものかを理解して、ともにいい本を出版して重版を迎えることで出版社となにより自分自身のビジネスを加速させることが肝要です。

3.本から学ぶ、3つのキーワード

1)「出版のメリット」

出版は著者にとっても大きな投資となり、そのためのメリットとしてつぎの5つが挙げられます。

・著書は専門家の証
・全国の書店があなたの小さな営業所になる
・あなた(会社)の信用度が大幅にアップする
・あなた(会社)に大きな付加価値が生まれる
・出版は最高の親孝行

2)「実利」

ビジネス書の読者は、その本を読むことによって得られる「実利」を重要視します。そしてこの「実利」とは、ビジネスそのものにおいても共通するもので、つぎの3つが挙げられます。

・欲や快楽、夢や希望を叶える
・恐怖や苦痛から逃れる
・時間を短縮する

3)「たった1行が人生を変える」

「本」は最も個人に寄り添った、信頼性の高いメディアであり、そのなかの「たった1行」が読む人の人生を変えることさえあります。

出版をビジネスの延長と捉える人もいますが、本の先にいる読者のことを思って「たった1行」もおろそかにしない著者を出版社編集者は求めています。

4.本から実践、ひとつの行動

『プロフィールをつくろう』

出版に向けて、現在の仕事と自分の過去を棚卸ししましょう。

5.ご紹介した本の情報

6.スギコラム(読後感想)

本書の著者である松尾さんのセミナーは、広島でも頻繁に開催されています。

あいにくまだ参加していないのですが、私自身が商業出版に興味があるもののひとりとして、この本はとても読み応えがあって、出版に向けた話だけではなくてビジネスのあり方とお客様との関わり方を再認識させてくれる、いい内容でした。

それもそのはず、レビューを見てみると「松尾さんの商業出版セミナーの内容がそのまま書かれている」というものですから、看板に偽りなしですね。

さあ、彼方の商業出版に向けて、あなたもプロフィール作成に取り組んでみましょうか!