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書評

ヨシタケシンスケさんが積み重ねた、読むひとのこころにやさしく響くスケッチ集。

投稿日:2016年6月10日 更新日:

気にも留めることがなければ
そのまま受け流してしまいそうなものを
どれだけ受け止めることができるか。

たとえそれが
誰かに伝えたいという強い意志とは別に
単に日常のひとコマを切り取り続けたものだとしても。

絵本作家、ヨシタケシンスケさんが
いまから14年前の駆け出しだった時代に
自主制作された自身のスケッチ集に
新作を加えて復刻したのが
この1冊になります。

描きためたものが血肉となって、やわらかく心に響いてくる

ヨシタケさんのちょっととぼけた、
それでもやさしさとやわらかさのある
ラインで描かれた日常のシーンに
ちょっとしたことば、セリフが乗っかって
ただ淡々と続いていきます。

スケッチ集とはいうものの、
ヨシタケさんの作品を知る方にすれば
この本は『ネタ帳』に映るかもしれません。

そのヨシタケさんが描きためた「ネタ」を
それをみる人にとっての笑い、怒り、
哀しみ、楽しみへと
感じられることの喜びが
すなおに「ほっとする」ことができるのを
ただ眺めるだけとしても
そばにおいておきたくなる1冊です。

この本のやさしいところとして、
「活字が使われていない」というところ。

そして、ヨシタケさんの作画は
約15年経った今も大きく変わっていない
というところ。

これらに気づいてみてください。







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