書評

齋藤孝氏の語彙力で、日本の歴史、思想、宗教、文化・・・ありとあらゆるものを今に紐付ける1冊。

投稿日:2016年6月9日 更新日:

とかく日本人は体裁や周りの目を気にしがちです。

自国の文化や生活様式でさえ
諸外国のそれと比べて一喜一憂してしまう。

決して悪いことではないけれども、
それじゃあまりにも自分たちの心の拠り所、
精神の「柱」がきちんと立っていないですよね。

歴史、思想、宗教、文化・・・すべては今につうじる

日本人は何を考えてきたのかというタイトルで
齋藤孝氏は圧倒的な語彙力で
歴史を紐解きながら
今の日本人が持つべきアイデンティティについて
論じていきます。

なぜ、歴史を紐解いて
今この原題のアイデンティティに結びつけようとするのか、
それはわれわれが日本人の先代が受け継いできた
精神や思考を十分に学んでいないからだと
しています。

ひとつひとつのエピソードがおもしろく、
古典、歴史、現代社会にとシームレスに展開していく
この1冊はボリュームも読み応えも十分です。

たとえば二宮尊徳から松下幸之助、
そして先日退任された
セブン&アイの鈴木さんの話が同軸に語られるなど
時代も価値観も超えて
相手の手のひらに伝わる形の文章で広がる
日本人の知の歴史をひもといていくのは
とても痛快で、かつ読み応えたっぷりです。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

スギ

【名前】スギ(すぎたに ひでのり)
【エリア】広島県広島市
【どんな人?】
読書家、リーディングファシリテーター、ブロガー、コーチ、心理カウンセラー、経営アドバイザリーを軸にした、セルフブランディング・ナビゲーター。

あなたの「好き」を広める情報発信のお手伝いをしています。

-書評

Copyright© スギぱら , 2017 All Rights Reserved.