このお店を語るのに、私にどうしても足りない要素があるんです。
「塩ラーメン スター&プラチナ」、すなわち『ジョジョの奇妙な冒険』をきちんとフォローしていないというのを負い目として、きょうは記事を書いていくことにします。
なぜそんなふうに思うかといえば、こちらのお店の塩ラーメンは本当によくできていて、オープン当初には何度も足を運んだほどの一杯なのです。しかし、ラーメンのおいしさ以上に際立っているのがこちら。
店内はこの調子ですよ。
アイスディスペンサーの上にもこんな感じて。
お店に入ってすぐ、そしてお見送りにこんな風情ですからね。ジョジョ熱が高ければ高いほどにもっと色濃く文字をつむげるであろうものの、それがかなわないという己の力不足。
いや、ここは純然にラーメンのことを書くことにします!
そんな「スター&プラチナ」、実は平日夜は「爆食ドラララ」という名前でまったく奇妙な店舗展開をされているんです。噂には聞いていたそれをやっと体験できたので、今回はこちらをご紹介です!
爆食ドラララ 〜 「塩ラーメン スター&プラチナ」の奇妙な二毛作?!平日夜のガツ盛りはここだ!(広島市安佐南区)
パチンコ店の駐車場内にあるお店として異彩を放つファサードは、さきほどの写真の通り。
お店の入口には、こうやって営業スタイルが違いますよという注意喚起がなされています。
そりゃたしかに、塩ラーメンを食べようと思って二郎系が出てきたら誰だってドン引きですよね。
意を決して入店です。「爆食ドラララ」は、火曜日をのぞく平日の18時から22時までですので、お間違いなく。
入店してカウンターに着くと、まずはお冷を・・・。
って、ここもか!徹底してる!!
気を取り直して、あらためてメニューを拝見します。昼間の洗練された塩ラーメンの影はどこにもなく、ただただインパクトが強いメニューです。もう、こうなったら3秒でメニューを決めるというインスピレーションに従うことにします。
今回は「魚節(さかなぶし)ドラララーメン」、麺と野菜マシマシ、アブラ多め、ニンニク普通、辛玉普通でオーダーしました。要するに、ほぼ写真のルックスを期待してのものです。野菜だけで800g・・・というのは、オーダーしてから冷静になってメニューを見て気づきました。
こんな感じで店内撮影も許可されているので、いそいそとSNSにもアップ・・・と。
最近、本当にもっともっと「油そば」のブランド化と周知が進めばいいのにと思う今日このごろ。汁なし担々麺よりもハードルは低いんだけどもね。
カウンターに貼られていたメニューには、ひっそりと力強いこちら。たしかにこれを食べたらそれなりにダメージを喰らいますわな。
食べ終わったらきちんと丼をカウンターに戻すことを誓いながら、しばらくしていよいよラーメンの登場です。いや、登場というよりも目の前で繰り広げられる調理の様子を見ていたら、どえらいものを頼んだに違いないということを実感せずにはいられなかったのです。
だって・・・。
爆食ドラララ「魚節(さかなぶし)ドラララーメン(麺と野菜マシマシ、アブラ多め、ニンニク普通、辛玉普通)」
にん。
どうしてもこの手のガツ盛りラーメンを写真にする時、真上から撮ってしまうのはサガというものか。
ににん。
分厚いチャーシューが1枚、いや1枚でも十分です!
にににん。
辛玉(辛い揚げ玉)とニンニクがこちら。普通の量でどちらもこれですからね。
ににににん。
魚節ドラララーメンは、スープもそうですが野菜の上に載せられた削り節がいいアクセントになっています。これは新鮮な発見!
にににににん。
これが全容ですよ!
ににににににん。
この高さ、このボリューム、これこそが「塩ラーメン スター&プラチナ」のもうひとつの顔「爆食ドラララ」の本領です!
静かに野菜から食べ始め、スープを口に運びます。
このラーメンと戦いながら、日本人だなあと感じるのは、野菜と魚節スープの相性のよさで割と楽に食べ進めることができるんですよね。口の中にアクセントをと思えば、スープに溶かし込んだ辛玉を使えばよく、単に暴力的なボリュームではないバランスのよさがあります。
いつものように食べ初めからをApple Watchで計測。食べ始めから6分36秒で丼上部の野菜を食べ尽しました。
そして、麺に進んでいきます。太ちぢれ麺が使われているのですが、茹でる前に麺棒でぐっと押さえてから茹でるというひと工夫のおかげで食べやすくなっているんですね。これもまた新鮮な発見でした!
そして、完食!またもスープまでは飲み干せませんでした・・・。
今回は約17分という時間でした。魚節の味わいがこれほどあうのも驚きでしたが、いろいろとテクニックを知ることができたのも勉強になりました!
さいごに:広島最凶の爆盛り
広島最凶の爆盛、がっつりといただきました!!
安佐南区界隈で言えば、愛0028にはじまり、りょう二郎、そしてはやぶさといわゆる二郎系ラーメンを提供しているところは多くありますが、その中でもアプローチの仕方とラーメンのバランスで言うとものすごくハイレベルな一杯でした。
以前食べた塩ラーメンの上品さをどこかに忘れてしまうようなインパクトでしたが、これもこの店のウリ。ぜひ、またチャレンジしたいですね。あ、次回は塩ラーメンにしておこうっと。
ごちそうさまでした!