午前3時。
仕事帰りに夜の繁華街へ立ち入ると、右も左も気持ちの良い気分でゆらりゆらりとされている方が目立つ時間帯。
そんな人たちの合間をぬって、シラフのまま疲れた身体を向ける先はとあるラーメン店。
ふだん、いつ見てもお客様の入りがあるので、なかなか足を運んでいなかったそのお店を今回はご紹介です。
らぁ麺 國 〜 深夜の和牛コウネらぁ麺は、コクとすっきりした旨しおスープで。トッピングは全部のせで!(広島市中区)
今回は、流川通りの南側にある「らぁ麺 國(くに)」さん。
最近、流川界隈では朝ラーまでいける時間帯の営業が増えているけれども、こちらのお店もそのひとつ。
オープンは遅いけれども、閉店も遅い。
日曜日でも午前4時までの営業とは恐れいります。
私はかつて、こちらがグランドオープンした当時に一度お伺いして以来の今回の訪問。
メニューが増えていく様子はSNSで把握していたけれども、なかなかどうして足を伸ばせなかったのです。
そんな豊富なメニューはこちら。
ちなみに、こちらのウリはなんといっても和牛コウネ。
広島の人に「コウネ」というと、「ああ、牛肉のアレね」とおっしゃるけれども、よその方にはなかなかなじみがない部位なんですよね。
希少部位ですが、それでも看板の具材として、しかも和牛をセレクトして使っていらっしゃるところもまた恐れいります。
今回オーダーしたのは、SNSの写真で気になっていた「和牛コウネらぁ麺 旨しお味」。
コウネは脂部分も肉部分もすっきり美味しい味わいの部位で、それに塩スープであれば深夜の食事でもおいしくいただけるかな、という目論見です。
ところが、です。
いざオーダーの段階になって、メニューのこの文字が目に飛び込んできたのです。
「和牛コウネらぁ麺 旨しおの全部のせで!」
「はい、わかりました」
コウネにホルモンにとぜいたくなトッピングの「和牛コウネらぁ麺 旨しお全部のせ」がこちらになります
飲みの帰りと思われるお客でカウンターがごった返す店内で、静かにラーメンを待ちます。
「おまたせいたしました」
こちらが「和牛コウネらぁ麺 旨しお、全部のせ」です。
盛りつけたあとにバーナーで炙り、香ばしさが際立つコウネ。
別メニューでホルモンらぁ麺はあるけれども、トッピングをお願いすればやってくるこちらのぷりっぷりのホルモン。
これがうまい!
そして、
酸味が効いているキムチは、別添でいただきました。
脂っぽさを感じる口の中に、キムチの酸味と辛味が広がるとこのラーメンのよさが一層引き立ちます。
コウネにホルモンにと牛脂をたくさん摂取ことになるとはいえ、ラーメンのスープはコクがありながらもすっきりとした奥行きのある味わいなので、最後までおいしくいただける一杯でした。
すべてにていねいな一杯は、飲みの帰りはもちろん、ちょっとぜいたくなラーメンを食べたいと思った時にもオススメです。
ごちそうさまでした!!