著者の松尾昭仁さんは、起業した人、起業を志す人、その数1万人を見てこられたといいます。
その著者にして、起業してもうまくいかない人、起業を志してもそこに到達できない人はそれまでの「サラリーマン時代」の思考や行動を引きずっているからだといいます。
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「起業家の思考や行動を身につける」
つまり、起業して成功するためには「サラリーマン時代の思考や行動を捨てる」ことが必要で、言い換えればそれは「起業家の思考や行動を身につける」ということです。
誰かの指示、すでに出来上がった組織の中で動いていた人が、すべてを自発的にかつ自己責任において判断、行動していくことでしか手にできない成功をつかむために、ちょっとした行動を習慣にするための51の方法がまとめられています。
たとえば、なにもかも自分一人でやりつづけるには限度がありますよね。それに気づいたらできないこと、ニガテなことを外注したり、ビジネスパートナーに頼んだりするということをしていきます。自分の強みを伸ばすための時間こそが、成功するための必須要素になります。
考え方によっては、組織の上に立つ人にとっても必携の考え方でしょう。その思考や行動がひいては自分自身の手に職をつけるという考えにも戻ってくるという点からも、仕事の幅を広げる意味での一読にはとても価値があります。