それが本当にあなたらしい生き方か。
1.本の紹介
「人はどんな境遇でも輝ける」
人の生き方は千差万別、その場所で自分らしさを精一杯表現できるかどうかはその人でさえもわからないことさえあります。
そういうときにふと迷ったら、一度考えてみるといいでしょう。
2.本の要約、3つのポイント
1)「神が植えたところで咲きなさい」
著者が若くして岡山に派遣され、大学学長に任命されたときに宣教師から渡されたことばがこれだといいます。
「咲くということは仕方がないと諦めるのではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすること」といいます。
これに続く言葉が、「置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです」と続きます。
2)咲けない日は、根を下へと降ろす
置かれた場所で自分らしく咲くこと、つまり生きていれば、必ず「見守っていてくださる方がいる」という安心感につながります。
3)「置かれた場所」は変えることもできる
タイトルに引っ張られると、試練を強いることであったり、我慢することを是とするように受け取るかもしれません。
本書にある生き方すべてをトレースすることもできるでしょうが、花にもいろいろあります。咲く場所、咲き方、咲くタイミング・・・それをちゃんとわかってくれて、愛でてくれる方のそばにいることがあなたの居場所だと理解してください。
3.本から学ぶ、3つのキーワード
1)「人に感謝し、自分に責任を持つ」
人はひとりでは生きていけません。
相手があるから自分がある。
そのことに身を委ねたとき、相手のことを感謝し、そして招いた結果に責任をもつことが大切です。
2)「あなたが大切だ」
誰かにこう言ってもらえるだけで、生きていけます。
これもまた、ひとりでは生きていけないことにもつながります。
自らの行動で他人に認めてもらう、それが生きる原動力になります。
3)「考え、感じ、行動する」
考えるということは自分自身に向き合うこと。
そこで感じたことを素直に受け入れることができたら行動します。
4.本から実践、ひとつの行動
『置かれた場所で咲けるとは限らない』
考え、感じ、行動するときにはつねに、そこが本当に自分の昨場所かどうかを意識します。
そのことに対して的確にアドバイスしてくれる方をそばに置くこと、このことの大切さを実感します。
5.ご紹介した本の情報
6.スギコラム(読後感想)
タイトルが強烈ですよね。
そして、200万部を越えるベストセラーというのもインパクトが大きいものです。
置かれた場所で咲くということは、そこで努力し続けることは誰かが見てくれているもので、さらに周囲の人達へもいい影響を与える存在であることを求めるものです。
しかしそこには、多様性の広がりをみせる現代においては意識しすぎると危険な面もはらんでいます。
本当にこの生き方が望ましいのか、我慢や苦しみは必ずしも美徳ではないということを知るきっかけにもなり得ます。
だからこそ、それを見極めるためにひとりでは生きていけない、つまりあなたを評価してくださる方とプラスの方向に向かえるようにすることが大切ですね。