スギ スギ(@sugitabe)です。です。
「Googleマップ」のサービスには、あなた自身が行った場所やお店の写真や動画、口コミを投稿できる「Googleローカルガイド」というサービスがあります。
その「Googleローカルガイド」の中には、多くの方からいただく情報をもとにその場所についての精度を高めるために「場所についての質問」という項目があります。
最近、この質問の項目に諸外国の『食にまつわる質問』が表示されるようになったので、それについてお知らせしておきます。
[Googleローカルガイド]場所の質問で尋ねられる「食文化」について知っておこう!
今回は、3つの食文化についてお知らせします。
グルテンフリー
まずは、「グルテンフリー」。
グルテンフリーとは、小麦をはじめとした穀物に含まれるタンパク質の主成分となる「グルテン」を取り除いていること、というのがその意味になります。
食事制限や食事療法をされる方には気遣われる項目です。
ハラール
続いて、「ハラール食」について。
昨今の外国人観光客の増加で、諸外国の風土や宗教を考慮した食事のニーズは高くなっています。特に、イスラム教徒の方にとっては「豚」を材とした食材、調味料などはどうあっても口にすることは禁じられています。
「ハラール」とはアラビア語で「してもしなくてもどちらでもいいもの」という意味。つまり、「ハラール食」というのは、食べても食べなくてもどちらでもよい食べ物、ということになります。
つまり、豚にまつわるものを徹底的に排除してあることはなにがなんでもの鉄則で、それ以外については食する方の判断に任せられるように整えてあるかどうかということでもあります。
コーシャ
最後は、「コーシャ」です。
コーシャ認定とは、ユダヤ教の有資格者が直接その製造工程を確認したことによって、ユダヤ教義に則った食品であることを認める精度です。
ではコーシャで定めるものはどういうものかといえば、肉類や魚類において食べていいもの、食べてはいけないものを厳格に規程していて、さらにはその処理方法にまで言及します。例えば肉類では、「草食動物で、胃をふたつ以上持つ反芻動物の肉を血抜き加工したもの」という規程があります。
さらには食べ合わせ、調理器具、調理工程にまで厳しいチェックが入るので、コーシャ認定を受けた食というのは、その意識がずいぶん高いものといえます。
まとめ:Googleならではのグローバル対応
「Googleローカルガイド」で投稿する情報はすべて、Googleの検索結果やGoogleマップに表示される内容として利用されています。
日本人が投稿したものだから、ターゲットは日本人かと言えばそうではなく、今回ご紹介したような「日本語で問われた(特に外国の)食文化について」の内容でさえ、諸外国の方がその情報を欲してその方の母国語で検索すれば表示されるものです。
それだけに慎重に、かつその方の文化や宗教を理解したうえでの回答が求められるともいえますね。
特に「グルテンフリー」と「コーシャ認定」については、2018年に入ってから質問の項目に追加されたように感じます。これからも情報精度を高めるためにGoogleは適宜内容を見直してくるでしょうから、きちんと対応できるように学んでおきましょうね。
以上、スギでした。