スギ スギ(@sugitabe)です。です。
スーパーで売られているお値段がちょっと高い牛乳を飲み比べるということを続けています。
こだわりのある食品というのは、なるほど味の深みやコクなどを知ると同時に、何を買うといいのかという選択肢も増えるとあっていい勉強になっています。
今回はFacebookでリクエストのあった「ノンホモ牛乳」をいただいてみます。
高級な牛乳は何が違うのか?ノンホモ牛乳という均質化されていない牛乳を飲んでみた。均質化ってなに?
ノンホモ牛乳というジャンル、知っていましたか?
ノンホモ牛乳 「ノンホモ牛乳」は、均質化をしていない牛乳のことです。 市販されている牛乳のほとんどは、牛乳の消化吸収をよくすることと、乳脂肪の浮上、 即ちクリームラインの防止と品質保持の目的で、乳脂肪中の脂肪球を細かく砕き、 安定した状態にしており、これを均質化(ホモジナイズ)といいます。
均質化されているのが一般の牛乳で、この牛乳は放置しておいても分離することがないというものなんですね。
それを均一化せず、つまりしぼりたてにより近い状態のままで流通されているのがノンホモジナイズ牛乳ということになります。
均一化されていないのを製品にするということは、乳脂肪にばらつきが起こりやすいので、製造にはより神経を使うことになりますよね。
木次ノンホモ牛乳
今回はこちらを購入しました。
1リットルで330円くらいだったかな。
パスチャライズというのは、低温殺菌で処理してあるということ。
これもまた、しぼりたてに近い牛乳をつくるための工程ですね。
乳脂肪分の数値は3.4%以上、ということはよくある市販の牛乳とそれほど変わらないスコアということですね。
しかし、殺菌時間はパスチャライズということで72度で15秒以上となっています。
それに均質化されていないとなると、安全でかつ自然に近い牛乳ということですよね。
ノンホモ牛乳の特徴
ではいったい、均質化されていないというノンホモ牛乳って、いったいなにがどうなの?というお話ですよね。
その答えは、パッケージに書かれていました。
均質化されていないと、乳脂肪が浮上してくるんですね。
その浮上してきた乳脂肪がたまると寄せ集められてクリーム状になるといいます。
そして、乳脂肪が減った底の部分はローファットミルク、つまり低脂肪乳になるんですね。
だから「そのまま飲用する場合はよく振って下さい」と指示があるわけだ。
へえ、知らなかった。
生乳本来の風味、それではたしかめてみましょう。
うまみの粒を感じる?!
今回は、クリームを抽出することを目的としていないので、開封前にしっかりと振るところからはじまります。
グラスに注がれたノンホモ牛乳、見た目には他の牛乳と大差はありません。
さっそく飲んでみると、ひとくちめはさらっとしたのどごしで、濃厚さやコクというのはほとんど感じられませんでした。
ただ、パスチャライズされていることもあって、生乳の風味というのは感じられます。
そして、ポイントはここから。
ひとくちめを飲み終えた後、舌に残ったミルク成分を感じるとすごく濃く感じるなにかがあることに気づきます。
これはふつうの牛乳では味わったことのない感覚です!
きっと、均質化されていない乳脂肪分の粒を感じたのでしょうか・・・え、そんなにわかりやすいもの?
でも、この味わいは確実にふつうの牛乳とは違いますね。
あたためるとよく分かる!
今回もあたためて飲んでみました。
冷やして飲むときはちがって、口の中に広がるあまみと、それでいてあっさりさっぱりとした飲みくちは一般的な牛乳のそれと大差ないのですが、やはり乳脂肪分のコクを感じるのは冷たいときよりもはっきりと感じますね。
今度はクリームを抽出してみよう
乳脂肪分の口当たりをこれほどまでに感じるのは、そういうふうに意識して飲んでいるからなのかと思いますが、それであるならばノンホモ牛乳のうたう「クリームが抽出できる」というのを体験してみたくなりました。
うーん、牛乳って奥が深い!