2017年8月28日午前6時2分、北朝鮮から日本国土を通過する弾道ミサイルが発射されました。
早朝からテレビ・ラジオでは「Jアラート」の通知内容を一斉に報道していましたよね。
今回は東北地方以北に向けた告知でしたが、広島に住んでいる私のところにも通知が届きました。
それはテレビなどの情報ではなく、スマホのアプリからでした。
Jアラートも対応!『Yahoo!防災速報』アプリをすすめる3つの理由!iPhone向け設定と、利用上の注意点をまとめました。
今回、Jアラートの対象エリア外に住む私のところへもその情報を発信してくれたアプリは、『Yahoo!防災速報』でした。
私はこのアプリを、2014年8月の広島豪雨土砂災害発生時から利用しています。
今回のJアラートで通知が来たというのも含めて、継続して利用しているそのメリットを体感した5つの理由とともにお伝えしますね。
1)通知して欲しいエリアを3拠点登録できる
この「Yahoo!防災速報」アプリは、ふだんは大雨や地震などの通知をメインに設定しています。
そこで、どのエリアに対して発生している災害について通知をするかということを3つの地域で設定できます。
私は「自宅」「オフィス」「実家」の3ヶ所を設定しています。
自宅とオフィスはそれほど離れているエリアではないですが、老いてふたりで暮らしている両親のいるエリアを登録しておくのは精神的に少し気持ちが楽になります。
2)通知をこまかく設定できる
「設定」画面から、通知を受け取る情報を細分化しておくことができます。
地震であれば、指定の震度以上となる揺れがあれば通知がくるし、豪雨が接近している場合はその雨量でも通知を受け取ることができます。
この夏は特に「熱中症情報」というのが役に立ちました。
ちなみに、「Jアラート」を受け取るには「国民保護情報」をオンにしてくださいね。
3)Apple Watchでも受信可能
iPhoneで通知する設定をしていれば、Apple Watchでも確認することができます。
あくまでの通常アプリと同じ通知方法なのですが、このアプリからの呼出があればiPhoneで詳細を確認すればいいですからね。
利用上の注意点:あくまでも一般のアプリと認識する!
さて、話題を今回の「Jアラート」に戻します。
今回、「携帯キャリアからJアラートの通知がなかった」という方は、対象エリアから外れていた可能性、もしくはそもそもスマホの電源を切っていたか電波が届かない状況にあったことが考えられます。
「Yahoo!防災速報」の場合、対象エリア外でも通知がなされたので、全国で受信することができたということになります。もちろん、対象エリア外の方がミサイル発射の一報を受けたら気が動転することもあるでしょう。しかし、国民の安全や生命保護のための情報ならば対象エリア外の方が知っていても悪い情報ではないですよね。
そこで、その情報を的確に受け取るための確認ポイントをお伝えします。
iPhoneの「設定」から、次の通りにチェックしてください
まずは、「位置情報」は常に許可、バックグラウンド更新とモバイルデータ通信もオンにしておきましょう。
そして、通知についてもすべてオンにして、アンロック状態の通知も「バナー」を選択すればいいでしょう。
ここまでしておくと、一安心です。
キャリア通知のようなアラームは鳴りません!
ただし、ひとつだけ注意点があります。
「Yahoo!防災速報」は一般的なアプリです。防災や国民保護の情報を発信するものではありますが、たとえば津波警報や土砂災害の危険を知らせるときのような緊急速報メールとしてアラームが鳴るものではありません。
あくまでも、通知のひとつのアプリとしての予防線として利用してください。
さいごに:Jアラート発動時のスクリーンショット
では、実際に「Yahoo!防災速報」をつうじてどのような表示がなされていたかをスクリーンショットでお知らせします。
これが、指定エリアに対しての通知を一覧できる画面です。ふだんは大雨情報が多いですね。
こちらが、ミサイル発射の第1報となる内容です。
「Jアラート」で通知された内容がそのまま届いています。
こちらが第2報、ミサイル通過後のものです。
こういう危機的状況の通知は受けたくないものですが、不安定な国際情勢や天変地異と共存しているうえではなにが起きてもおかしくないという覚悟を決めておくためにも、こういう情報を受け取る手段は持っておくに越したことはないです。