スマートフォンの性能がどんどん高まっていくと、その機能がフルに使えない状況に陥ってしまうのはすごくつらくて損をしている思いになりますよね。
特に、デジカメ並の画質を誇るカメラや、そのレンズで撮影する動画は特に慎重でありたいものです。さらに言うならば、映像として収めるときにはマイクのコンディションもいい状態にしておきたいものです。
とはいえ、このマイクのコンディションは、不具合が出ても意外とわかりにくいもの。私もiPhoneを長らく使っていますが、この不具合で何度となく修理に持ち込んでいます。
今回はiPhoneの中でも「iPhone 7」シリーズを使っていらっしゃる方向けに、それに気づくための方法と、不具合が起きたときに修理へ持ち込む際のポイントをお伝えします。
[iPhone Tips] iPhoneのスピーカーやマイクの調子が悪いときにチェックすること。
まず、押さえておくべきポイントとして、iPhone 7のスピーカーがどこにあるのかというのを押さえておきましょう。
前面からみたときの様子はこちら。電話をするときのレシーバーには、マイクとスピーカーが兼用となっています。ちなみに、底面スピーカーとレシーバー部分のスピーカーとでステレオスピーカーとなるのは押さえておくべきポイントですね。
そして、背面にもスピーカーがあります。前面ディスプレイをファインダーとして使うときの動画撮影には、このマイクが重要になります。そして、この中でももっとも不調を起こしやすいのが、前面の「マイク・スピーカー・レシーバー」部分なのです。
マイクの不調の気づき方
さ今ではiPhone 7 Plusをつかっている私の前身機は、iPhone 6でした。その当時も「マイク・スピーカー・レシーバー」部分の不具合で2度ほど修理に持ち込んだことがあり、実は今回、iPhone 7 Plusも同じ部分の不調を感じて修理に持ち込みました。結果としてやはり不調だったのですが、何が原因でそれに気づいたか、チェックポイントを3つお伝えします。
1)音楽データのステレオ再生バランスを確認する
iPhone 7 シリーズからは、本体がステレオ再生対応となっています。そこで音楽データを再生するときにノイズが混じったり、ボリュームのバランスがおかしいときには故障かもしれません。
2)FaceTimeカメラで動画を撮って、再生する
自撮りで動画を撮ることがある場合、機能するマイクは前面側マイクになります。スピーカーとレシーバーを兼務する部分ですね。自撮りで動画を撮影して、そのデータを再生したときに、音が小さかったりノイズが混じっているときには故障かもしれません。
ちなみに私は過去3回とも、この2番目のポイントで不具合を感じました。感じたというよりも、明らかに機能していないんですね。
3)「ボイスメモ」の録音データを再生する
これも1番、2番に近いものもあります。ただし、「ボイスメモ」のときに機能するマイクは、底面マイクと背面マイクなので、レシーバー・スピーカー部分の不具合を知るには少し異なる場合があります。しかし、チェックポイントのひとつです。
これら以外にも、Appleのサポートぺーじにも不具合を知る手段があるので、確認してみてください。
参考リンク iPhone、iPad、iPod touch のマイクに問題がある場合 (Apple サポート)
自己診断はできないのです
さて、ここまできて不具合を感じたとしても、本当にそれが不具合なのかどうかは自己診断で判定できません。
全国のApple Storeか、Apple正規サービスプロバイダに持ち込む、もしくはオンラインで修理を申し込むことでチェックすることができます。
オンラインで申し込むと、宅配便を使ったやり取りになるために日数がかかります。Apple StoreやApple正規サービスプロバイダへの持ち込みは即日対応してもらえますが、遅い時間帯だと受付終了している事があるので、事前の確認はおこなっておきましょう。
ちなみに、広島市内に住んでいる私がお世話になっているのは、エディオン蔦屋家電内にある「クイックガレージ広島」です。こちらは正規サービスプロバイダの中でも高品質の対応としてアップルから認定された「プレミアムサービスプロバイダ」なので、より安心してお願いすることができます。
そんなエディオン蔦屋家電の記事はこちらもどうぞ。
さいごに:きちんと使っていて壊れたのなら、本体交換
故障持込の場合、水没や落下などでの衝撃が原因となった場合には有償修理となります。しかし、目立ったダメージがない場合は、無償での本体交換となる場合があります。これまでの私の場合もすべて無償での本体交換でした。
有償の場合はApple Careに加入してなければ、かなりの請求となる覚悟をしなくてはいけません。でも、修理に持ち込むならば症状や故障と思われる原因については正直に伝えてくださいね。
そうすることが、モノを大切にすることと情報とうまく付き合うための基本の心構えになりますから。