かつて「ナニコレ珍百景」というテレビ番組で取り上げられたこともある「さくららーめん」。お店の名前だけだとなんの変哲もない印象を受けるのですが、テレビの取材を受けるくらいですからちょっとやそっとのお店じゃないことは想像に難くないですよね。

というわけで、そのお店は一体ナニモノなのか、今回はこちらをご紹介です。

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さくららーめん 〜 理容室の隣で食べる牛骨ラーメン!(安芸郡府中町)

お店は安芸郡府中町にあって、あらかじめ場所を把握しておかなければ通り過ぎてしまうようなところにあります。とはいえ、地元の人には慣れ親しんだお店でもあります。

お店に入ると、こんなチラシが。お店の女将さんいわく「昔のチラシじゃけえ、今は駐車場も違うし営業時間も違うしねえ」と。今は駐車場はお店の前に1台、そして夜は21時までの営業だそう。

入口の横には、これまでお店に来られた方々の色紙やハガキがびっしり。さすが各局の取材を受けられたお店だけのインパクトはあります。

メニューはこちら。サイドメニューの幅広さは目を見張るものがありますね。お店を営業されるようになって18年だそうで、夜は9時までの営業とはいうものの、あらかじめ連絡をいただければ延長営業もという心意気。ご近所の寄り合いにもなっているのかなあと思い浮かばれます。

ラーメンのメニューはこちら。牛骨スープでつくられる4つの味が楽しめます。今回はシンプルに「牛骨しょうゆラーメン」をオーダー。待ち時間は女将さんと話しながらラーメンを待ちます。

そうそうこちらのお店、テレビに取り上げられるようなおもしろいポイントは何かというと、「理容室とラーメン店を一緒に営んでいらっしゃる」というところ。

「理容ササキ」と「さくららーめん」は、それぞれの入口が店の奥でつながっているというユニークなお店なんですよね。だからといってラーメンが手ぬるいものではなく、きちんとおいしい一杯に仕上げられています。だからこそ単にユニークなお店としてだけではなく、18年も支えられているんですよね。

さくららーめん「牛骨しょうゆラーメン」

さあ、ラーメンの登場です。透き通ったスープは牛骨と鶏ガラで取られたスープ。一般的なラーメンに見られるスープに浮かぶ脂分はないんです。ていねいに油取りをされたすっきりしたスープは、だしの感じをストレートに感じさせる味わい深さがあります。

添えられたネギも独特です。

濃厚な味付けのバラチャーシューも食べごたえバツグンで、これだけでもおつまみとして食べたいほど。澄んですっと飲めるスープとの相性も良くて、つるつると食べられる麺とも整えられたバランスになっています。

さいごに:単なるおもしろ店じゃない!

テレビでの取り上げられ方が先行すると、どうしても味の面は期待薄だと思う方もあるでしょう。いやいやそんなことはなくて、きちんと整えられた味はほかのラーメン店と肩を並べるものです。しかも牛骨スープというどちらかというとレアなスープを売りにされているところも含めて、ぜひ一度は足を運んでみてください。

そして、お店のご主人、女将さんと楽しい時間とラーメンを過ごしてくださいね。

ごちそうさまでした!

スギのひとことポイント

スギ
おばちゃんとめっちゃおしゃべりしたな〜

店舗情報