最初は妻が教えてくれました。
「広島にも十割そばのお店ができてたよ」って。
よく聞けば関東にあるようなスタイルに見えた、とのこと。妻は外から見ただけだったようです。
東京に出かけたときには、富士そばやゆで太郎のようなそば店にベンチマークとして訪問するのは必ずあって、麺好き、特にそば好きとしては広島にもこういうスタイルのお店がいよいよやってきたのかと嬉しくなって、うかがってきました。
十割そば 十兵衛 立町店 〜 広島にもやってきた、関東スタイルのそば店が登場!
場所は広島市中区立町。
ラウンドワン広島店の北口から西に向かってすぐの場所にあります。
このファサードを見るだけで、関東によくあるチェーン店のそば屋さんをほうふつとさせます。
私が訪問した時間はお昼2時前、店内は他にお客様はいらっしゃいませんでした。外からも見える券売機でまずは食券を購入。
券売機の左上に位置しているお店のプッシュ商品は、隣のポスターにもある「大根おろしぶっかけそば」のようでした。
今日は迷うことなくこれをチョイス、そして一緒にミニカツ丼もオーダーです。
店内はさながら小学校の教室のようなイスが並ぶ店内。
壁にもこのようにメニューがかけられているところが、そば屋っぽい感じです。
席の横には、「おいしい食べ方」のポスターが貼ってあり、それを見ると・・・・・おお、自分で大根をおろすスタイル!
さながら香川県の小縣家をイメージさせますね。
待っているうちに、席に運ばれてきたのがこちら。
おろし器がかわいらしいのもご愛嬌で、ゆっくりと円をかきながらそばが届くのを待ちつつ大根をおろします。
大根は円を描きながらおろすとからくなりにくい・・・と聞いたことがあるんだけど本当なのだろうか。
十割そばの「大根おろしぶっかけそば」、そして「ミニカツ丼」
十割そばは、パスタをつくる要領に似ている押し出しタイプのもの。これだとゆで時間もそれほどなくて提供してもらえます。
厨房から聞こえてくるカツ丼を作っているであろう鍋の音と、茹で上がったそばを水で締めている音が心地良いです。
この瞬間が今からやってくるというテンションにつながりますね。
そして、届いたのがこちら。
涼やかな皿に盛り付けられた十割そば、そしてそば湯とミニカツ丼。
まずは何もつけずにそのままいただくと、そばの香りが広がっていきます。
そこに大根おろしを載せます。
そして、ぶっかけつゆをかけて・・・
大根と混ぜて、そばだけ食べて、それを繰り返しつつときどきカツ丼もいただきます。
広島はそば文化としてはそれほど歴史があるわけでも、認知が高いわけでもないけれど、それでも私のような麺食い、特にそば好きにはたまらないお店が登場してくれました。
辣蕎麦のような新名物もできつつある広島に、正統派ともいえるそば屋をこれからもフォローしていきます!
ごちそうさまでした!