広島市中区の繁華街周辺には「〜ちゃん」という屋号のお店がいくつかあります。
ラーメン専門店であったり、居酒屋であったり。
さながら昭和の屋台をほうふつとさせるその懐かしさは、お店のファサードににじみ出ていることもしばしば。
きょうはその中のひとつ、広島市中区東平塚町の「初ちゃん」をご案内です。
初ちゃん 〜 路地裏の屋台風居酒屋は昭和の風情(広島市中区)
繁華街から少し離れた場所にある「初ちゃん」は、創業から半世紀を超える歴史があるそう。
遠巻きに見えるこののれんをくぐる期待は、多くの繁華街飲みをされる方の期待でしょうね。
実は「初ちゃん」は、肉料理、とりわけステーキが大人気のお店。
確実にアルコールをいただく目的で来なければ、その絶品肉料理にたどり着くことはできないでしょう。
なぜなら、ウワサによると「初ちゃん」のステーキは、薄利で提供されているためにそれだけのオーダーではお断りをされているとか。
おひとりさまのちょい飲みならともかく、ひとりで絶品ステーキをいただくのはなんだかやるせない。
というわけで、豚骨醤油ベースの中華そばをいただくことにします。
(どなたか、肉料理を堪能するためにご一緒しましょう!)
値段は表示されていないけれども
中華そばをオーダーすると、大女将さんが調理をはじめます。
カウンターだけのお店には、私以外に先客が2組。
中華そばを楽しみにしながら、目の前のケースにある肉に目を奪われます。
これをひとりで食べるのは、もったいないというかさみしすぎるというか。
ところでこのお店、メニューは書いてあるのですが価格が書かれていないのです。
中華そばが500円というのは知っているのですが、ステーキとかおいくらするんでしょう。
量の割に安い!という話しかしらないのですが、それはそれで興味があります。
ショーケースの奥には、トロトロにたかれたチャーシューも見えます。
中華そばの盛りつけ間際に、この焼豚に手を伸ばしていらっしゃったので、カットされたこれが添えられるんですね。
さあ、そうこうしているうちに中華そばが届きました。
何年ぶりでしょうか、私にとって2度目の「初ちゃん」の中華そばです。
安定の豚骨醤油スープに、コショウで決まる一杯です。
いただいたときにはスープに浸っていたけれども、さきほどのチャーシューは厚めに切られたものが3枚。
なかなかのボリュームです。
この中華そばを500円で提供されているというお得感を思うと、多くの口コミで見かける良心的な価格で商売されているんだろうなあ、という期待がふくらみます。
だからこの一杯も、本当に飲んだ後の締めにはもってこい。
価格も人情も、昭和の風情を感じさせるいいお店です。
「初ちゃん」の肉喰らいオフ会、やりましょうね!
ごちそうさまでした!!