広島市中区の八丁堀交差点を白島線に沿って北に進むと、「本州一」という台湾料理のお店があります。
こちらのお店、毎週日曜日には限定の「チキンかつカレー」を提供されているんですね。
しかも、この価格です。
いったいなにかの理由があるに違いないと踏んで、いただいてきました。今回はこちらをご紹介します。
本州一 〜 毎週日曜日限定で安くておいしいチキンかつカレーを提供されている、たったひとつの理由(広島市中区)
それは毎週日曜日、午前11時になったら突如として現れる黄色いのれんの奥に答えがあります。
いつものメニューの前に、チキンかつカレーのメニューが出されています。
ご覧の通り、メニューはチキンかつカレーとサイドメニューとしてのミニサラダのみです。
前金での支払いなので、チキンかつカレーとサラダもいただくことにして300円をお支払しました。
提供されるカレーは子ども向けに甘口ということもあって、大人が辛さを調整するためのウスターソースとカイエンパウダーが用意されています。
私がお伺いしたのは、開店間もない午前11時。
その後も立て続けに数名の方が入店されてきました。
みなさん、先払いで支払いを済ませると、席についてカレーの到着を待ちます。
この日、きっと最初の客であったであろう私のもとにメニューが揃ったときには、店内には私を含めて5名のお客様となっていました。
お祭り りた家「チキンかつカレー、サラダ」
届いたメニューはこちらです。
このふたつで300円ですからね。
野菜サラダはプチトマトも添えられています。
チキンかつは、いつも朝から仕込みをされていらっしゃるそうで、カレーは中華スープをベースにした甘くて食べやすい味です。
子ども向けの味付けだからといって、大人に物足りないというものではありませんでした。
これだけのメニュー提供が安価でなされていることをお店の方に伺ったら、その答えはこうでした。
「子ども食堂のイメージで運営しているんですよ」と。
さいごに:要するに、社会貢献です。
子ども食堂といえば、貧困家庭の子どもたちが食事をする場を提供するスペースとして、2016年あたりからその名前が知られるようになってきたものです。
裕福そうに見える方も利用するとあって、その存在についてはいろいろな向きでの意見・提言がある活動ではありますが、ひとことでいえば「社会貢献」ですよね。
こちらの「チキンかつカレー」もそういった狙いをもって運営されていて、「広島自立塾」という活動をなさっている塾頭が活動の背景にはいらっしゃるようです。
みずからの将来を見据えた経済活動の中で、社会貢献をする意味を見つけた方がこうやって子ども食堂の活動を下支えされているんですよね。
私個人としても、こういった食をつうじた社会貢献を積極的に後援したい気持ちでいっぱいです。むしろ、私も参画したいほどですから。
そのことは、店頭ののぼりにもしっかり現れていました。
裏返っているけれども、白い幟の上部には「お祭り りた家」とあります。
そう、「りた=利他」ですからね。
この活動に興味がおありのかたは、こちらのリンクからお進みください。
ごちそうさまでした!