飲んだ締めのラーメンというのは、翌朝を迎えたときにいろんな自戒の念を含むとはわかっていてもやめられないもの。
だったらその気持ちをいくらか中和させるような一杯があるなら、それを選ぶのもいいですよね。
今回ご紹介する「烏骨鶏ラーメン 龍(ロン)」は、そんな謳い文句を掲げていらっしゃるラーメン店です。
烏骨鶏ラーメン 龍(ロン)〜 流川で飲んだ締めには二日酔い防止効果の一杯を(広島市中区)
お店は流川通りの南寄り、周辺には多くのラーメン店が軒を連ねる一店に「烏骨鶏ラーメン 龍」はあります。
お店の壁面を見上げると、さっぱりとしたルックスの一杯が大きく掲げられています。
お店の入口横には、烏骨鶏のスープの期待できる効能が書かれています。ここまで表現されると、飲んだ後だけにとどまらずにいつまでも食べたいと思わせるような風貌があります。
店内はL字型のカウンターがメインとなっていて、壁面には店頭に書かれていた内容と同じセールスポイントがうたわれています。
メニューはこちらです。
メニューを眺めながら、内容よりも下段の「烏骨鶏とは・・・」という説明に目を奪われてしまいます。
それだけ特徴のあるラーメンということなんですよね。
今回は「味噌バターコーンラーメン」をオーダー、ちょうど味噌ラーメンを探訪していた次期だったので、その中の最たるものを選んでみました。
烏骨鶏という特徴ある食材を利用しながらも、価格はかなり手に届きやすい設定となっているところがうれしいですね。
しばらくしてラーメンが届きました。
烏骨鶏ラーメン 龍「味噌バターコーンラーメン」
こちらです。
コーンとバターのルックスで、味噌ラーメンの特徴をぐっとつかんできます。
チャーシューではなく、鶏のささみが使われているところも特徴です。飲みの後、あっさりと仕上げたい胃袋にはもってこいですよね。
味噌ラーメンでありながらもベースの鶏スープがあっさりとしているので、するするっと飲める味になっています。そこに溶け出すバターの甘みが、ラーメン全体の濃厚さを押し上げています。
やわらかくちぢれた麺が、あっさりとしながらもコクのある味噌ラーメンのスープとよく絡みます。
コテコテの味噌が前面に出てくるようなよくある味噌ラーメンとは一線を画していますが、これが烏骨鶏という食材の持ち味を活かした味わいだと感じながらいただくのは格別です。
それこそ飲んだ後の締めの一杯に、というのはプラシーボ効果かもしれませんが、その想いを自然に感じさせてくれるようなやさしい味わいです。
さいごに:あっさり味噌ラーメンを食べたければオススメ
なにも飲みの後には限りませんよ。
味噌ラーメンは食べたいけれど、濃厚だったり味の強いラーメンはちょっと・・・というときにはこの味噌ラーメンを全力でプッシュします。
近隣のお店にも味噌ラーメンを提供されているところはありますが、鶏ささみからはじまる烏骨鶏の味わい深い一杯はぜひ楽しんでみてください。
ごちそうさまでした!