夏の暑い日は食欲も落ちやすいもの。それでもしっかりと食べておきたいと考えるのならば、めん類を選択しますよね。特に私はうどんを選びます。その流れを受けて、今年は「つめたく冷やした麺を、つめたいだしでいただくひやひやうどん」はいただくつもりでうどん店を巡っています。
そこで今回はこちら。
広島市中区東白島町にある「讃岐手打ちうどん 美の庵」をご紹介します。
広島で食べることのできる讃岐うどんの中では、本当にハイレベルの一杯ですよ。
讃岐手打ちうどん 美の庵 〜 冷かけと野菜天盛を猛プッシュ!正統派にして本場顔負けの麺とだしのハーモニー!(広島市中区)
お店は山陽本線のガード下あたりに位置します。
お店の前にずらっと並べられたメニューがお出迎えしてくれます。
店内は和を基調とした落ち着いたデザインで、カウンターとテーブル席とがあります。
メニューを見て、「冷かけうどん」があることを確認します。うん、これを食べたいんだ。
トッピングや揚げたて天ぷら、ご飯もののサイドメニューもアプローチがいいですね。写真に魅せられてついつい「野菜天盛」を追加オーダーしてしまいました。
別メニューではこのようなアプローチも。順当なうどんだけではなく、あたらしい提案もされていますね。それにしても写真からも伝わってくる麺のエッジは、このシズル感だけで食欲をビンビンとかきたててきます。
うどんはオーダーしてからゆではじめるとのことで、少しだけ待つことに。おいしいうどんをいただけるのであれば、この待ち時間も調味料です。そして待つこと10分、いよいよやってきました。
美の庵「冷かけうどん、野菜天盛」
こちらです。
きれいに盛り付けられためんに、透きとおっただし。接写しなくても伝わってくるめんのエッジからは、うどんのコシがきちんとアピールされています。
薬味はシンプルにねぎをしょうがを。
いやいやその前に、麺とだしをきちんと味わいましょう。
麺は見た目通りのコシがあり、ちょっと太めの麺の噛みごたえから粉の味わいが引き出されます。喉ごしを楽しむにもいいですが、やはりゆっくりと噛んで味わうのも大切ですね。
そしてだし。昆布と伊吹産いりこのインパクトがあるだしは、冷やしてもその力強さを感じさせてくれます。最後の一滴まで大切に飲み干したくなる、そんな味わいです。
麺とだしを味わったら、薬味をお好みで載せてからさらにどうぞ。
そして、野菜天盛がこちら。
実はひやひやうどんにナスを入れて食べるのを個人的にはプッシュしています。揚げナスを具材に勧めるうどん屋さんが増えてきていますが、わざわざ切れ込みを入れてだしを絡めやすくしてあるという芸の細やかさも、天ぷらとうどんとのハーモニーを楽しむ格好の芸術です。
さいごに:広島屈指の讃岐うどん
讃岐うどんを謳うお店は広島にも多くあります。本場・香川県のうどんコミュニティも刷新してきている中で、そこの有名店と肩を並べても遜色のないおいしいうどんをいただくことができます。
麺はもちろん、だしの風味もきちんと活きていて、おいしいうどんを食べたい!と思ったときの筆頭にぜひ足を運んでみてください。
ごちそうさまでした!