スギ式読書術のすべてはこの1冊に!!
1.本の紹介
私自身、読書家として1日1冊の読書を繰り返しつつ、こうやってアウトプットを繰り返しています。
この考え方としくみを明文化したいと考えたとき、まさしくこの本がそれを言い得ています。
2.本の要約、3つのポイント
1)速読できるために大事なポイント
数多くの速読教室やセミナー、通信講座などがあふれています。多くのところで指導されるのは「速読の技術」、たとえば目の動きやページのめくり方と言ったものです。
しかし本当に読書速度を高めようと思ったときに大事なこと、それはこれらの講座やセミナーではあまり重要視されていない、それは「自分自身が蓄えた知識や情報、経験などのストック」の質や量なのです。
2)「ストック」を重視して、速読に実利を
一般的に速読と言われるものが理解を得難い、本当に身に付いているものなのかどうかが実証されにくいと感じられるのは、「ストック」を蓄える読み方ができていないからです。
この「ストック」を蓄える読み方ができるようになると、速読技術が伴わなくても読書速度は上がっていきます。
「速読=技術」ではないのです。
3)「高速大量回転法」という読書法の2つの原則
・早く読むから理解できる
・1回目よりも2回目のほうが速く読める
この2つを理解した読書が、「ストック」を蓄えていく読書になります。
疑問に思うところが出てきてもどんどん読み進め、さらに何回も繰り返して読んでいくことで理解が深まります。
理解が深まるということは、疑問に感じる点が少しずつ氷解していくので、つまづいても読破して、繰り返し読むことに重点をおいていきます。
3.本から学ぶ、3つのキーワード
1)「速読の複利効果」
繰り返して読むということは、そのたびにあたらしいストックが蓄えられていきます。前回読んだときのストックに、あたらしいストックが積み重なっていく。まさに読書の知識は複利なのです。
2)「速読力」
速読力=速読技術×(知識・情報・経験などの)ストック
3)「検索を越える読書を目指せ」
わからないことがあればすぐに検索することが身に付いてしまった現代、読書のもつ意味が検索に置き換えられてしまってはあたらしいストックは増えていきません。
1冊の本の読みたいところだけを読むという「検索読書」だけでは、速読力も読書力も落ちてしまう危険性を理解しておきます。
4.本から実践、ひとつの行動
『1冊の本を3回読む、それも速読で』
速読技術の維持と、読書力アップにつなげます。
5.ご紹介した本の情報
6.スギコラム(読後感想)
実はこの本、これまでご紹介したことがなかったのには理由があります。
なぜならば、私自身が速読に対して考えていることのほぼすべてが書かれているからです。
お会いする方の多くに「毎日、本を読まれるなんてすごいですよね!」というお言葉をちょうだいしますが、裏を返せば読まなければいつまでたっても何も起こらないということです。
速読技術の習得には、自己投資も含めてそれなりの金額を払ってきました。
もちろんその技術も大切な要素なので、ムダな投資だったとは思っていません。
しかし、その技術と同時に知識のストックという観点、しかもそれに複利効果をもたせて読んでいくという考えは、まさに私が私の読書を明文化できなかった唯一のポイントです。
私の読書のテキストがこの本なので、ノウハウをお伝えするのも・・・というさもしい心できょうまでひっそりしていました。
ぜひ、私と同じ読み方をして、一緒に読書について熱く語ってくださる方が増えることを願っています!!