毎日19時にお届けしている、『1日1冊!読書習慣メソッド』メルマガからこの本をご紹介します。

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1.本の紹介

40歳といえば、人生の折り返し地点、社会人としてもちょうど道なかばでしょう。

20代、30代の頃の働き方やあり方では通用しない世代になります。

そんな40代に足を踏み入れた時、どういう生き方が求められるのでしょうか。

仕事のあり方をシフトチェンジする、そういった内容の本をご紹介します。

2.本の要約、5つのポイント

1)40代に入ると、求められるものが変わる

40代になってから、自分の実力やスキルに十分な自信を持てず、さらに勉強を、さらに資格をと考える人も少なくありません。

しかし著者は、勉強をやめて、今まで培ったものに自信を持って行動せよといいます。

それはつまり、学んでも、資格をとっても行動しなければ意味がないということで、40代からは今までの知識を「アウトプット」することが求められます。

2)プライベートでも多くの問題が押し寄せる

自身の仕事上のキャリアや、部下の育成だけではなく、家庭環境にもさまざまな課題がやってきます。

住宅ローン、子どもの進学、親の介護、年金問題・・・。

どれも目を背けることのできない自分自身が当事者になる問題です。

そういった問題に対処するために「やらないことを決める」ことの重要性、時間の使いかたも大切になります。

3)「足し算」ではなく「かけ算」で仕事をする

これまで培ってきた人脈に、あなた自身の「信頼」が加われば人脈はぐんぐんと広がります。

その人脈のなかで、価値を認められる存在であれば、仕事のオファーはやってくるし、より強い人間関係が生まれます。

あなたを信頼してやってくる人たちが、さらに信頼の輪をもって広がる人脈は、まさにかけ算の仕掛け作りといえます。

4)まわりに流されない時間の使いかた

40代といえば、人生の折り返し地点。

がむしゃらに立ち向かう、興味のある環境に流されるといった時間の使いかたをしていると、あっという間にたいせつな時間を失っていきます。

より価値のある時間を創出するために、流されずに立ち止まって先を見通す時間の使いかたが必要になります。

5)「小さな習慣」を大切にする

起業家で成功している人は、レスポンスがとても速いと言われます。

忙しいから、手が取れないからと行動を後手後手にしているようでは信頼を少しずつ失うのです。

すぐに行動する、この事の意味は見えない努力のようであっても、欠かしてはいけない習慣になります。

3.本から学ぶ、3つのキーワード

1)サードプレイス

行きつけのスナック、お気に入りのカフェ、こういった場所をどれくらいもっていますか。

会社や組織以外での社会交流の場をどれだけもっているか、もしくは自分でオーガナイズできるかが、その人の価値や信頼を高めるステータスシンボルになります。

人生の生産性を高めるためにも棚卸しをしてみてください。

2)体のメンテナンス

老いは避けられません。

肉体的な無理が効かなくなってきた時、どうやって社会貢献を果たしていくか。

避けられない老いも、遅らせたり、老いながらでも健やかに暮らすことはできますよね。

そのためには、身体のメンテナンスをして、常にどういうコンディションであるかを知ること。

40代にもなって体調に無頓着であれば、社会的な信用を失うこともあるかもしれません。

3)人生の優先順位

時間は有限です。

もちろん、人生も。

その有限の価値のなかでなにに時間を費やしているのか、つまり「なにに命をかけているのか」をはっきりと打ち出してやらないと、ダラダラとさもしい人生の終演を迎えることになります。

人生の優先順位、この棚卸しは自分自身のためだけではないものです。

4.本から実践、ひとつの行動

『成長→貢献→感謝→成長』のサイクルを実践

まずは自分自身が成長して、それを社会的貢献につなげる。

結果として感謝されればさらに自分自身の成長につながる。

このサイクルを実践すれば、多くの人からの人望を得ることができ、社会的にも認められる存在になっていきます。

5.ご紹介した本の情報

6.スギコラム(読後感想)

私ごとですが、2017年で42歳になります。

この本を手にしたのは2年前、ちょうど40歳の時でした。

40歳になったときに感じたのは、人生も折り返しを迎えたんだということ。そこからは自らの人生のしまい方、つまりは「死」について否応なく意識するようになってきました。

働くことに全力を投じてきた30代までは、あくまでも修行のとき。ここからはインプットしたものをアウトプットし続けて、貢献、恩返し、恩送りの精神で行きたいと考えるのです。

ブロガーとして、読書家として、それ以外にもある私の活動の源泉は「命のあり方」にもあるのかな、と感じるところです。