今回ご紹介するのは、喫茶店で食べることのできるラーメンです。
パスタがおいしいお店でして、そんなお店のマスターが用意してくださるラーメンは「トマトラーメン」。
トマトとパスタの親和性はわかるところですが、そこをラーメンに変化させた納得の一杯をお伝えしますね。
ヴォーノ 〜 トマトラーメンはリゾット風に仕上げて食べるところまでがワンセット!(広島市中区)
お店は広島市中区幟町にある「ヴォーノ」、よくよく見ていないと通り過ぎてしまいそうなところにあります。
「つづみ」という居酒屋の2階にあります。
「トマトラーメン」は、午後3時からの提供です。この看板を目印にお店を見つけてくださいね。
この「トマトラーメン」、たしか10年以上前から提供されています。
広島元祖と謳われるだけあって、当時は他にないなあと感じながらいただいていました。
階段を上がると、テーブルとカウンターがあります。隠れ家のような様相ですよ。
ひとりでもグループでも楽しめるお店です。
オーダーはメニューを見るまでもなく「トマトラーメン」のチーズ&ライスセットで。このチーズ&ライスセットにするところが、この「トマトラーメン」のおいしさを最大限に引き立たせてくれるのです。
店内にあるテレビを見ながら、しばし到着を待ちます。
ヴォーノ「トマトラーメン、チーズ&ライスセット」
やってきました、こちらです。
トマトの味と酸味がいっぱいに広がるスープがふんだんに注がれています。しかしそこも単にトマトの味ではなく、きちんとラーメンスープとしてのベースの上に成り立っているのがポイントです。
平打ち麺とスープの絡みがよくて、このラーメンの味わいをより深いものにしてくれています。麺は一瞬パスタ麺かなと感じるのですが、なにをなにをこれがきちんと中華麺を使っていらっしゃいます。
そして添えられているチャーシューがちゃんとおいしいチャーシューで、トマトベースのスープにも合うんですね。
ラーメンを食べ終えた頃にマスターに合図をすると、こちらのライスが届けられます。
しっかりと粉チーズがふりかけられています。
これを残ったスープの中にどんといれて、しっかりとかき混ぜてからいただきます。
こうやって追い飯をしてリゾット風に仕上げて食べるところまでが、ヴォーノの「トマトラーメン」を最後までおいしくいただくためのお作法だと私は感じています。
さいごに:スープはちょっと減らし気味にして追い飯を
最初に届けられるときのスープが多いので、ライスをいただくときにはスープを減らし気味にするとライスとスープのバランスが取れたリゾットに仕上がります。スープの味がしっかりしているので、そのあたりはよく確かめてくださいね。
夏場の暑いときにちょっと酸味が欲しくなって、それでいてガッツリ食べたいなと感じたら迷わずここですね。
マスター、また行きますね。
ごちそうさまでした!