ホスピタリティとは、
「自分ではなく、相手を想う心や行動」
と定義されます。

著者の船坂光弘氏は、
17年間におよぶホテルマンの経験を通じて
ホスピタリティのこの定義を
あらゆる場面で体験されてきました。

それをもとに
ホスピタリティから派生する
人材マネジメントをおこない、
等価価値ではなく付加価値の提供をして
輝く社会の創生に尽力されています。

その中で、
スタッフ、お客様、社会の幸せを目指す
「ホスピタリティ経営」という概念は
つねに関わる人たちの幸せを念頭に置いているかを
徹底的に追求していきます。

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「し・あ・わ・せ・想」を実現するために

利己ではなく、利他の精神がなければ
この考えはたちどころに破綻してしまいます。

工業で成長してきた時代は終わり、
サービスが顧客満足をうむ時代の中で、
モノの満足から、ココロの満足へと
顧客心理が変化してきていることも
その要因のひとつです。

そこで筆者が提案するホスピタリティの精神として
「し・あ・わ・せ・想」
という考え方があります。

し・・・周囲を照らす心
あ・・・ありがとうの心
わ・・・和の心
せ・・・責任・使命の心
想・・・想う心

この5つを軸にしたホスピタリティの体現で、
経営基盤を強くして
社会に求められる企業への躍進が
求められるでしょう。