ひごろの不規則な生活を改善せねばと、活動量計の購入を考えていたのは8月上旬のおはなし。
そこで、活動量計を使うことで何を知りたいのかを考え、調べた結果として「Jawbone UP3」を購入して使い始めました。
丸2ヶ月の使用を経て、気づいたこととこれからのことをまとめてみます。
活動量計のJawbone UP3を2ヶ月使って気づいた、習慣化生活のつくりかた。
まずは、自分自身が考えていた狙いと合致した点、つまり「買ってよかった」のポイントを3つ。
1)睡眠時間と深さの見える化
一番知りたかったのは、いつ寝て、いつ起きているか。
これは単なる睡眠時間の計測とは異なって、入眠したタイミングと起床したタイミングをガジェットの操作をすることなくシームレスに計測してくれる点で何時何分かをはっきりと伝えてくれるところにあります。
そして、睡眠の深さも記録してくれる点で、睡眠時間の確認だけでなく「睡眠の質」の向上も図ることができます。
2)心拍数と歩数の相関関係をアプローチ
心拍数は平静時と睡眠時に測定するのですが、その心拍数と歩数の関係から体質改善のためのアドバイスをしてくれます。
水を飲みましょう、というのはサラサラな血液のためにも大切なファクターですよね。
3)頑張って歩こうというモチベーション
単純に活動量計は歩数計でもあります。
その歩数を心拍数や睡眠時間、睡眠の質とかけあわせてよりよい体質にするためのアプローチをしてくれる「Smart Coach」というサービスは助かりますね。
さながらパーソナル・トレーナーのような位置づけです。
一方で、デバイスとしてのUP3には仕様として少し残念なところもあります。
1)リアルタイムの心拍数がわからない
心拍数を計測してくれるのは、平静時と睡眠時のみ。
激しい運動をしているときなどのリアルタイム数値を計測しないので、エクササイズの負荷を知ることはできません。
2)数値はアプリを介する必要がある
本体にはディスプレイはありません。
活動内容を示すアイコン以外の表示がないので、データはBluetoothを介してスマホの専用アプリと同期し、そこで確認することになります。
3)7日間は充電がもたない
公称では充電は約7日間とされていますが、体感としては4.5日くらいのように感じます。
私の場合、毎朝の起床をUP3のサイレント・アラーム(バイブレーション)を利用しているので、そのために電池の消耗が早いのかもしれません。
結論として
数値の見える化としては、UP3の性能は満足しています。
数値をただ見ただけでは役に立たないので、たとえば「どれくらいの睡眠時間が自分にとって最良のコンディションにつながるのか」といった仮説を立てながら、日ごろの睡眠時間確保、そしてそれを逆算した生活リズムや生活習慣を組み立てるということには一役買ってくれています。
睡眠は往々にして「眠いから寝よう、時間がきたから起きよう」という考えになりがちです。
しかし、睡眠時間と睡眠の質の見える化と、自分の生活リズムに対する仮説を証明しながらよりよい生活習慣を組み立てるために、活動量計、とりわけこのUP3は今の私には必要不可欠なパートナーです。