2017年4月14日、広島駅南口のエキシティヒロシマにグランドオープンした「エディオン蔦屋家電」へさっそく行ってきました。
事前に自宅に届けられていたダイレクトメールをもとにふくらましたイメージが、とてもワクワクするものだったのです。
さあ、では振り返ってみます。
「エディオン蔦屋家電」グランドオープン初日に行ってきたよ。「買わなきゃ」ではなく「買いたくなる」をプレゼンする空間を体験しよう!
到着したのは夜7時30分頃。
お仕事帰りと思われる人たちでやや混み合った店内となっていました。
恒例の見切れ写真。
以前、「二子玉川蔦屋家電」に行ったときにも同じアングルで撮影していました。
正面玄関のガラスに表示された注意喚起、当然のように「撮影禁止」でしたので店内写真はおあずけ。
ただし、一部に撮影可能な展示品がありましたので、その写真を用いながら感想を書いてみます。
「体験」を提案している
高度経済成長時代には、家事や生活の水準が上がるという位置づけで買われていた家電品も、いまではたんなる便利では受け入れてもらえないのは当然ですよね。
たとえばインターネットと連携したサービスなどとあわせて、家電品そのものだけで解決する生活環境とはちがう「体験」を提案しています。
家電品の陳列と組み合わせて書籍や生活雑貨が並ぶ空間は、ますますその「体験」のイメージを増幅させます。
心地よい非日常空間
家電と書籍と生活雑貨が並ぶ空間は、木と緑を基調とした空間でもあります。
見方によっては異質なものの組み合わせです。
しかし、この取り合わせが生み出す「居心地のいい空間」は、非日常の雰囲気をアピールするにしても押し付けがましくなく、併設されるカフェでのドリンクを手にして過ごす空間に、ライフスタイルの変化を見つけたいと考える時間にもつながります。
とにかく、いつまでもいたくなるような空間です。
ポジティブな気持ちで訪れて
ライフスタイル提案型の店舗だからこそ、単に家電を必要とする層、たとえば折込チラシをみて価格比較で買い物をメインとする方には受け入れにくい空間です。
とはいえ、そういうスタンスであるにしても、この空間を楽しむことはたとえばモノづくりやクリエイターとして活躍する方にはいち早く体験してもらいたい空間でもあります。
以前訪れた「二子玉川蔦屋家電」と比較すると、店内の照度がすこし明るめに感じられましたが、この空間から感じるエネルギーが生活だけではないアウトプットのレベルアップにつながるとも感じました。
現に私の場合、家電や小物雑貨、併設テナントのスーパーなどをさらっと見たあとは、ずーっと書籍を見ていましたからね。
単なる本屋さんでも、家電量販店でもない空気がそこにはありました。
だからビックカメラと比較するのはナンセンス
「広島駅前に家電量販店がふたつもあるなんて」というイメージの方は、さっさとその考えを捨てましょう。
この2つのお店は似て非なるもの、むしろ「エディオン蔦屋家電」を家電量販店と捉えるのは思考停止でしょうね。
「モノを買う」のと「ライフスタイルを買う」、この違いがこの2つのお店にはあります。
広島駅南口改札から歩いて3分、交通の便としては申し分のない場所にある全国で2店目となる蔦屋家電。
ライフスタイル提案型の店舗が広島で受け入れられるのかどうかという不安はありますが、この環境をおもしろがっていろんなイベントやライフスタイルを考えてみたい!と思う方とお会いしてみたいものです。
楽しい空間でした!
つぎは4月28日に西区にオープンする「HIROSHIMA T-SITE」の蔦屋書店を楽しみに待つことにします。