さて、きょうは
「蔦屋家電」に行きましたという話です。

『二子玉川 蔦屋家電』サイト

http://real.tsite.jp/futakotamagawa/

 

「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」が
【本屋が作る街】をコンセプトにして手掛ける
「蔦屋家電」は、東京都世田谷区玉川にあり、
東急大井町線の二子玉川駅から歩いて5分。

ショッピングセンターの
1~2階を有するフロアでは、
「ライフスタイルを強力に一変する家電」
というテーマでアイテムが並びます。

店名に家電という名前を冠していながらも、
中心となるのは本。

本と家電と日用品がミックスされて
陳列される風景には、
ホンスキーな私は心躍らずにはいられません。

住空間として非日常的な、
とはいえイマジネーションを激しくくすぐるような
仕掛けがいたるところにあり、
たとえば店内にカフェがあるのは当然で、
ストアの中心には
高い吹き抜けにそびえる
巨大なオブジェや観葉植物を目に
ゆったりとソファに腰掛けて本を読むことができます。

白物や美表・健康家電が中心となる2階フロアも、
そういったアイテムに並列して
関連する書籍がさりげなく置かれている
といった空間が連続しています。

代官山と大阪・梅田にある「蔦屋書店」にも
行ったことはあるのですが、
こちらはやはり「本」を中心とした店づくり。

そこに、家電のウェイトが上がってくると
「蔦屋家電」になるという比較ができるのですが、
このバランスがまったくといっていいほどに
違和感なく溶け込んでいるのは
さすがのコンセプトとマーケティングだと感じました。

最近の顧客ニーズを話題にするときに
当たり前のように語られる
『「モノ」ではなく「コト」』を売る、
製品そのものの価値をアピールするよりも、
その製品があることで
生活にどんな価値がうまれるのか、
よりよいライフスタイルを描くためには
なぜ必要なのかというポイントを嫌味なく、
逆にグイグイとプッシュしてくる
ストアレイアウトになっています。

マーケティングやブランディングには
莫大な投資がなされているのは当然ですが、
それに見合ったショップとしては本当に魅力的でした。

来年春、私が住む広島市にも
『T-SITE』がオープンするという
アナウンスが聞こえてきています。

広島でも
「蔦屋家電」か「蔦屋図書」ができるのだと思うと、
今からすでにココロが踊るのです。

『イズミが広島・商工センターそばに複合商業施設 キーテナントに「T-SITE」も』

http://hiroshima.keizai.biz/headline/2268/
(出典:広島経済新聞)

願わくば、広島にできる「蔦屋○○」で、
Read For Actionの読書会を開きたいものです。

私の師匠は、
「蔦屋家電」でも「梅田 蔦屋書店」でも
開催したのですから、それに追随したい!

そのためには・・・

私も師匠のように本を書いて作家を名乗るところからはじまるのかな。