あなたの人生は、バランスが取れていますか?
そう訊かれると「バランスが取れているってどういうこと?」と感じるでしょうか。
ここで紹介する「バランスが取れている状態」というのは、自分らしさを表現できているかどうか、ということになります。
きょうは、自分らしさを高めるライフスタイルを手にするための本をご紹介します。
『バランスライフ』マツダミヒロ
「バランスライフ」とは?
本書で言う「バランスライフ」とは、「自分らしい生き方をすること」と定義されています。
自分らしさに気づくために、自分自身の人生を構成しているものがどういうもので、それらの要素がバランスよく均衡が取れているかということでもあります。
しかし、生活環境や価値観によってはつねに人生の要素が釣り合っている必要はなく、そのときの自分自身に問いを出してみて、それでいいのかどうかをチューニングしていくことが「バランスライフ」を意識することでもあります。
「バランスライフ」のメリット
気持ちのチューニングができるようになって、「バランスライフ」が送れるようになるとこんなメリットがあります。
- 悩みがうまれても、すぐに解決できる心の状態
- 感性がゆたかになる
- 1日を振り返ると「いい日だったな」と思えるようになる
- 人間関係が良好になる
いつも思い悩んでぐずぐずすることが少なくなって、明日へのモチベーションを高く持てるようになることがメリットになります。
特に「人間関係が良好になる」という点においては、自分と同じくバランスの取れた人との付き合いが増えていくということもあるといいます。
人間関係が変わると、自分自身のあり方が変わってあらゆることが好転するとはいいますよね。
そういう生き方を得るために、まずは自分自身と向き合ってしっかり語り合うことが大切です。
筆者がこだわる「しつもん」とは?
筆者は自分自身に質問をすることで、バランスの取れた人生を送ることができるようになったといいます。
ここで大切なのは、自分自身を引き上げるための質問をつくって投げかけること。
そこで筆者は、前に進むためのアイデアや、改善策、解決策を得るための質問を「しつもん」と呼んで区別するようにしています。
「しつもん」で気をつけなければならないのは、「なぜ」から始まるものにならないようにすること。
なぜなら、「なぜ」から始まる質問は、質問ではなく尋問になってしまい、前向きな気持ちもへこたれてしまうからだといいます。
自分のことを高めるために効果的な「しつもん」は?
しかし、「なぜ」を使った「しつもん」が効果を発揮するシーンもあります。
「なぜ」から始まったとしても、それが物事の本質や要因がわかる「しつもん」だと、今の自分のポジションを知ることができます。
そうやって自分から引き出した「今のポジション」を知ったうえで、自分自身を高める「しつもん」を投げかけるところからはじまる、「バランスライフ」を著者はすすめています。
まとめ
「バランスライフ」を構成する8つの要素を著者は挙げています。
また、対比するものを列挙して、自分自身がどういう道に進みたいかをアテンドする内容も含まれています。
本書を通じて「しつもん」を自分自身に投げかけることで、自分の中にある答えを導き出すことが将来の自分を形成することにつながって最高の生き方ができるんだと気づいてみてください。
バランスの取り方を「見える化」してあるこの本は、ふわふわと生きている人にはうってつけの1冊です。