
ブログをはじめようと意気込む初期衝動って、覚えていますか?
私は「人気者になる!」ということでした。
ひとことで「人気者」と言ったって、成れの果ての姿はいろいろとあるわけですが、今なら言えるブロガーとしての「人気者」の定義は、『読んでくださる方の生活に、ちょっとでもいい刺激を与え続ける存在』だといえるようになりました。
そんな意識でいる私が、どんな心構えで日々の記事を書いているのかをざらっとまとめてみます。
ブーメランにならないこと
SNSを見ていると、「いいことを言っている風」な記事でゴリゴリの集客をしている方っていますよね。
これ、ふしぎなものでSNSでやると煙たがられるんですが、ブログで書くとシンパシーを感じることがあるんですよ。
理由は簡単。
SNSは「他の方の情報も乱れる場」だから、知らず知らずのうちに天秤にかけているということ。
一方のブログは、「その人のオウンドメディア」だから、全身全霊をかけて記事を書いているんだということが伝わってくるから。
それくらいの意思がなければ、ブログなんて続けられないでしょ?
書かなきゃ書かないで、人生に何の影響もないんだから(人生が好転することを知っている人のほうが、本当は多いんだけどね)。
そんなわたしメディアの最高峰にあるブログに、中途半端なことを書いてしまうと「ブログにはあんないいことを書いていたのに、大したことない人だなあ」って言われてしまう。
その影響はSNSよりも大きいですからね。
だから、記事を書くときには身の丈以上に誇張したことを書かない、というポリシーがあります。
そんなことでブーメランが戻ってきて傷を負うのなんてイヤですからね。
日々のベイビーステップにする
そして、記事を書くときには「次につながるちいさな一歩」の種まきをしつづけるようにします。
これはつまり、「この記事をベースに、つぎはこんなふうに行動します」という宣言でもあるんですね。
その種まきを記事に明記すれば、読んでくださる方の共感も得やすいですよね。
共感を得るということは、その人を応援したくなるということ。
ブログをつうじた応援のかたちは、過去の記事をたくさん読んでもらう、ブログを読者登録する、そして実際に会ってみたい!と思っていただくということ。
これはつまり、自分自身の成長をアピールして、読んでくださる方とともに成長していく物語でもあるということなんですよね。
みんなとともに行動することを促す
ひとりのブロガーとひとりの読者からつながる縁が広がっていくと、その輪は大きくなります。
いわば「口コミ」ですよね。
ちいさな情報発信の積み重ねで、気づけば多くの方が応援してくださっている環境ができあがり、でもそれはブロガーとして情報を発信している方のエネルギーにいい影響を受けている人たちとの関係がなすものと思えば、毎日でも記事を書きたい!っていうプラスのエネルギーがはたらきますよね。
『ブログを毎日書きなさい』という人がいるけれども、一方ではこういうマインドが醸成していなければなにも生まれないでしょうね。
きっと、ひとりよがりのブログで終わってしまうでしょう。
さいごに:つまりそれは、読者をサポートするということ
だから、読まれるブログ、いつまでも続くブログというのは根本に『読んでくださる方をサポートする記事を書く』ということに行き着きます。
「人気者になる」という、スタートはある意味ではよこしまで不純な動機だったかもしれませんが、これこそブログで記事を書き続けてきたことで悟ったことでもあります。
打席に立ってバットを振らなきゃヒットも生まれない。
いい記事を書くことよりも、読んでくださった方が「!」と感じてくださる記事にこそ価値はあると信じています。
だって、記事の評価は私ではなくて、読んでくださるあなたがしてくださるんですから。