社会分析

「年越しそば」と「コト消費」〜あの価値を上げるのはあなた

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いよいよ大晦日。

紅白歌合戦を観ながら、年越そばを食べていらっしゃる方も多いでしょうね。

今年はどんな年越しそばを食べようかと考えながら、早朝から走らせていた車のラジオからこんなキーワードが聴こえてきました。

「コト」消費。

きょうはこのことについて考えてみます。

「年越しそば」と「コト消費」〜あの価値を上げるのはあなた

「コト消費」とは?

ラジオから聴こえてきたのは、広島の民放AMラジオに電話出演されていた常見陽平さんによる「コト消費」についてのお話でした。

「コト消費」とは、高度経済成長時代に「モノ」がもてはやされた時代とは違って、たとえば体験であったり、「モノ」であってもその質を高めるといったことにお金を使う人が増えてきた現代社会について述べた言葉です。かつてはモノを持つことで満たされてきた欲求が、今ではモノを使用した価値や経験の中身、影響力についてまで気にするようになったことが顕著にそれと言えます。

たとえば、年越そば。

大晦日、冒頭にも書いたとおりに年越しそばを食べる方は多くいらっしゃるでしょう。年に一度のイベントとして、有名店やお取り寄せのようなレアカード級の方もあれば、カップ麺で簡単に済ませる方もありますよね。イベント的な要素とは別に、おそばを食べることで飢えをしのぐ方もあります。つまり、日常の食事としてということですよね。

ひとことで「年越そば」といっても、人間のライフスタイルやそのときの状況で、感じ方や捉え方は大きく変化します。なにも自分の考える「年越そば」のスタイルが、他の方も同様に考えているそれであるとは限らないというわけです。

モノの価値を極限まで高めて、壮大なコトに変化する力を

写真の私は、広島市南区にある調理済みのめん類を販売する自販機の前に立っています。この写真を撮影したのは12月30日なので、年越そばとしてはフライング気味ですが、でもこの写真のシチュエーションに脚色して「今年の年越しそばは自販機で調理済みのそばを食べたぜ!」と打ち出せば、興味をもって見てくれる方はいらっしゃいます。

こういった、単に「天ぷらそばを食べる」という「モノ消費」に、「自販機で調理済み麺が出てくるのが今年の年越そば!」という「コト消費」に変換していくことができれば、コンテンツメーカーとしての才覚が養われていきます。

そう、きょう伝えたかったことは「なんでもない風景に脚色してストーリーテリングすることの大切さ」なのです。

さいごに:「コト消費」こそがマーケティングの基本

「モノではなくコトを売れ」というのは、マーケティング界では使い古された言葉になっています。それほどに、モノに価値や物語を付加させることができなければモノが売れる時代ではないということです。更に言えば、そのモノを「この人から買いたい!」という、特定の個人からの消費という現実も見えてきました。

「年越そば」ひとつとってみても、どんな物語を含めてそれを食べるか。単に買う側としての消費者であるのならば、どんな価値や背景が伝わってくれば同じおそばでもよりありがたみを感じるか、そうやって考えながら食べてみるのも悪くはないでしょう。

だって、これからの時代は「コト」でさえも売れなくなっていきますから。「モノ」をみて「コト」を付加できる、あなたから買いたいと言ってもらえることこそが、あなたの価値ですから。

こんな動画を撮っていました

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スギ

【名前】スギ(すぎたに ひでのり)
【エリア】広島県広島市
【どんな人?】
読書家、リーディングファシリテーター、ブロガー、コーチ、心理カウンセラー、経営アドバイザリーを軸にした、セルフブランディング・ナビゲーター。

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