みんなで読む読書の先にある行動する自分の応援者という存在
今回は課題図書として藤原和博さんのこちらの図書が設定されました。
「この本を未読の状態で参加すること」
実はこれ、今回の読書会に参加する方に向けられていた課題でした。
参加者全員、このミッションを守って臨むソーシャルリーディング。
一般的に「本を読む」という行為は、その人のリズムや興味、コンディションによっていろいろな解釈ができます。
でも、Read For Actionの読書会では、1冊の本を20分で読むことができます。
しかも、読むだけではなくてそこから自分自身の行動計画(アクションプラン)を組み立てることまでがワンセット。
「本を読む」ことから「本を使えるようになる」ための読書を、参加者全員とつくりあげる空気感の中で体験していきます。
2時間30分のうち、本にふれるのが20分
Read For Atcion読書会を経験済みの方は、この意味がお分かりになると思います。
誰だって最初は「20分で本なんて読めないよ〜」という思いに駆られますよね。
私だってそうでした。
本の読み方、つかいかた、そして同じ場にいる人たちとつくりあげる空間を意識すれば、ほんの20分の読書でもひとりで読書をする何倍にも増幅された経験を得ることができるんです。
そしてそれは、この日に同じ場にいた私を含む7名の参加者全員が感じたことでした。
そう、「本を読む」という概念が変わるんです。
ちなみに今回は、レゾナンス・リーディングという読書法を使って読みました。
私自身、初体験のレゾナンス・リーディングでの読書会、めちゃ楽しかった!
ダイアログで理解を深めよう
知識を深めるには「インプット」と「アウトプット」が重要だといつも口にしています。
実際にこのRead For Actionでは、2時間枠のなかで20分を本を読んだ残りの時間は、ワークをしたりダイアログを重ねていきます。
このダイアログがものすごく重要。
その時に自分がどう感じているのか、それを(相手の意見を否定する気持ちを持たずに)素直に受け入れて応援していくという意識で進めていくことで理解度が増していきます。
だって、同じテーマのもとに集まって、そこで設定したゴールに向けてポジティブでいられるメンバーのことを誰だって応援したくなりますよね。
そうなると「本は脇役、主人公は参加者の皆さん」だと思うことさえあります。
場のエネルギーが強くなる瞬間
実際に場のエネルギーが高まると、自然とそんな雰囲気になっていきますし、この日もそうだと感じました。
今回は参加者として他のファシリテーターの進行を体験しましたが、場の空気がプラスのベクトルに変容する瞬間を数ヶ所で感じられました。
この瞬間というのはこの読書会ならではの雰囲気ですし、すぐっちさんのファシリテート・スキルがすばらしいからだなあ、と掛け値なしに感じました。