私がビジネスマネージャーとして最近気づいた「組織における人間関係」というお話。

アドラー心理学ではないですが、すべてのストレスの原因って人間関係だ、とはああ、そうだよなあ、といつも痛感します。

そこで、私の体験談を踏まえてお話していきます。

現在、ビジネスでとあるプロジェクトを進行させています。

そのプロジェクトリーダーは、これからどんどんビジネススキルを積んでもらいたいと考えているメンバーのひとり。

業務のレベルはある程度の信頼が置けるので、これからはマネジメントとリーダーシップも身につけるようにというミッションとともにこの話を託しました。

プロジェクトの期間はキックオフからゴールまでが約1ヶ月で、期間としては約4割のところにいます。

明確な仕上げの納期があるので、一定の品質でゴールできるために、私はバックサポートとしてそのリーダーに対して指示や助言をしています。

先日、中間報告と決裁伺いでひとつのメールを受け取りました。

実は、プロジェクトメンバー内での人間関係で思わしくない部分があり、それがボトルネックとなって情報共有と意思の疎通がうまく行われていなかった点を指摘したことに対する改善案でした。

連絡してきたメールの内容は、可決と決裁するには申し分ないものなのですが、残念ながらその思考プロセスと表現にただひとつ問題があったのです。

それはなにか。

すべての思考プロセスが「自分主体の価値観」になっていたのです。

つまり、人間関係のボトルネックを解消させるための思考が感情的になってしまってプロジェクト全体、ひいては組織全体のメリットとベネフィットを置き去りにしていたのです。

「私はこうあるべきと考える」

「私の考えに皆が従って欲しいので、その後ろ盾に決済してほしい」

そう伝わってくる、やや感情的なメールでした。

私は反省しました。

プロジェクトのゴールは、一定の品質でミッションを終えることに加えて、

リーダーに据えたメンバーが成功体験を修めることもまた重要なテーマです。

それが、「チーム全体のベネフィットとしてあるべき考え方」を置き去りにして、リーダーのなかば感情論でチームのベネフィットを考慮から外している点は、リーダーとしての模範になり得ないと悟ったのです。

スティーブン・R・コヴィー博士が提唱される「リーダーの4つの役割」のなかの「模範になる」が、このままだと構築できない恐れを感じました。それを解決するには、思考プロセスが「I(アイ・自分目線)」であるのを「We(我々チーム全体の目線)」に変えること。

そして、プロジェクトの遂行に人間関係を持ち込むとろくでもない結果になる、裏を返せばプロジェクトのパフォーマンスを高めるために、感情で左右されないという点を指導することです。

組織のプロジェクト単位であればここに書いたプロセス通りで大枠の問題点は改善をしてくれるのですが、きっとこれは個人でビジネスをする場合にも同じようなことが言えるのかもしれません。

「I目線」でビジネスをすればそう長く続くものにはならない、もしくはひどいしっぺ返しを受けることがあるでしょうから、

そこを「We目線」で、しかもそのWeの視野を広く捉えることができれば、ビジネスも大きく成功すると考えるのです。

視野はできるだけ広く。

しかし、行動は身近なちいさなことをひとつひとつ。

明日は、広く持った視野から小さな行動を起こすための手法をお話します。

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