ここ数日は「子育て論」を書いてきました。

そこで、子育てのゴールは、子どもが「自立」することが目的である

としてお話してきました。

親が子どもに対して「自立」するために腐心するのは、ビジネスリーダーがチームや部下をいかに結束して最高のパフォーマンスを引き出せるか、もしくは部下の成長を果たすためにどのような道筋を立てていけばいいのかということに似ています。

さて、この話をすすめていく前に『7つの習慣』で知られるスティーブン・R・コヴィー博士が提唱される「リーダーの4つの役割」を挙げておきます。

1)方向性を示す

2)組織を整える

3)エンパワーメントを進める

4)模範になる

この4つがリーダーとしてのコンピテンシー(高業績者の行動特性)であると言われています。

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1)方向性を示す

リーダーの最初のアクションは、チームや部下をどのような状態に導いていくのか、出すべき結果を明らかにしていきます。

我々のミッションはなになのか、価値観やビジョンの共有を図った上で効率的で有用な計画、いわば戦略を立てていきます。

これが「方向性を示す」ということです。

2)組織を整える

チームや部下は、ミッションから導かれた戦略を推し進める上でブレのない行動が求められます。

リーダーは、その戦略遂行のための組織の仕組みや環境整備をすることがミッション達成に必要だと理解することが求められます。

リーダーと言っても組織のヒエラルキーによってできることとできないことが明白になってくるので、いくつかの段階を経ていくことが必要になります。

3)エンパワーメントを集める

エンパワーメントとは、チームの一人ひとりが自立することを促して、行動を支援するといったところでしょうか。

つまり、チームや部下を鼓舞してパフォーマンスを上げることもそうですし、スキルや知識が伴わない部分においては先の組織を整える部分に委ねるところもあります。

いずれにしてもここでは「自主性を重んじる」ことと「必要に応じて組織の環境整備を再構築」ということになります。

4)模範になる

ここがもっとも大切で、私が今回つづっていくテーマとして大切にしたい部分です。

ここでいう「模範」とは、リーダーがチームや部下から信頼されることを指します。

仕事や作業のやりかた一つひとつが確実にこなせるという意味合いは含みながらも、さらに付け加えてリーダーの人間性、人望といった要素が多分に求められます。

能力と人望・人格が両てんびんで釣り合っているかどうか、ここが重要になってきます。

これらがうまく回転しつづけることで、チームや部下は成長をしていきます。

チームや部下の成長とはつまり、一人ひとりがちいさな成功体験を積んでいくことでチームや部下のミッションが達成されていくという大きな成功体験をつかみとることにあります。

ひいてはそれがリーダーの評価や実力となり、さらに大きなミッションを前にしても怯むことのない強靭なチームや部下ができあがっていくということにほかなりません。

子どもの自立とは、自分自身で判断できること、それが行動に繋がることの積み重ねによるものです。

チームや部下も一緒。

チームや部下は、ミッション達成がゴール(マイルストーン)ですから、自立に似て非なるところがあるかもしれません。

しかし、その連続こそがもたらす結果をリーダーが信念として抱くことの重要性をつかんでもらえれば幸いです。

明日からは、これを軸に「より強いリーダーになるための方法」をお伝えしていきます。

そしてそれは、ビジネスリーダーだけに留まらずにこれから独立したい、なにかをはじめたいと願う方にも大なり小なり有用なマインドセットになることでしょう。