働き方

副業を本業にしたい人こそ、高い値決めに自信を持たなきゃいけない理由。

投稿日:2017年5月16日 更新日:

京セラの創業者、稲盛和夫さんはこう言います。

値決めは経営そのもの

稲盛和夫さんが主宰される経営塾「盛和塾」に掲げられる経営の原点12か条の中に、この言葉はあります。

さて、いきなりなぜこの有名なことばを引用したかというと、フリーランスを目指している方とお話をしていた時に「値決めに自信を持たれていないな」と感じる場面に多く出くわすことがあったからでして。

正しい値決めをできなければ、それを提供する側も購入する側にもメリットがなくて、ただただみんながゆるやかに不幸になっていくという危機を感じたから、ちょいと書いてみることにします。

本気で稼ぐなら、市場の105%で値付けをすること

先に引用したことばには、市場や競合他社の価格などをリサーチしながら、市場、つまりはお客様が支払うことのできるぎりぎり高い値付をすることが大切だという意味が含まれています。

市場価格100%だと経営に余裕は生まれないし、下回ってしまうと販売数で勝負をすることになってしまいます。

かといって高すぎると手が出しにくいというものになってしまうところで、105%というのは私が勝手に考えている定量的なものさしです。

ここで伝えたいのは、市場価格よりも低い値決めをしてしまって、価格競争に巻き込まれたり、販売数を伸ばすしかない経営戦略をとらざるを得なくなってしまう危機感なのです。

ぎりぎり高い値付をしても指名してもらえる品質のサービスや商品を提供できるか、その決断はあなた自身でしかできないからです。

そして、その値決めを評価してくださる、つまりは対価として支払ってくださるお客様がその価値を評価してくださるわけです。

安易な値下げは、自信につながらない

「自分自身のキャリアのために、まずは安い価格で多くの方に知ってもらいたい」という営業戦略がありますよね。

これ、場合によっては正しくもある反面で、実は地獄が手招きしている恐れがあるんです。

たとえば、こんな例を出してみましょうか。

友だちと食事をしようという話になりました。どこかいいお店はないかなあ、というときに手にしたクーポン雑誌。

安くて手頃なお店を探すのに躍起になって、やっとの思いで条件に合うお店を見つけます。

そのお店、また行きますか?

こういうとき、値段で条件を絞っていくとだいたいの場合で再訪する確率はぐんと下がります。

安いなりのサービスを受けてしまうと、価格でしか評価軸をもたなくなりますからね。

だから、多くのクーポン雑誌に掲載されているお店は、知名度があがって売上は上がっても、利益は増えないということになります。

よく勘違いするのは、クーポン雑誌のメディアに支払う金額が大きいからだと思っている人がいますが、それだけじゃないですからね。同じ価値のサービスを提供するときに値下げをすると、値下げしただけの利益が吹っ飛んでいるってことですからね。

だって、原価は同じでしょ?

ROI(投資対効果)がめちゃくちゃ低くなっていることに気づかなくなるんです。

技術やサービスじゃなく、あなたの価値を売る

では、どうすればお客様にも満足してもらえて、かつあなたの利益も伸ばすことができるか。

それは技術やサービスではなく、あなたの価値を売ることに尽きます。

言い換えれば「あなたから買うことに価値を見出してもらう」ということ。

技術やサービスだけの勝負だと、いずれ過当競争に巻き込まれてにっちもさっちもいかなくなりますよ。

そこで大切なのが、適度な情報を発信してあなたの価値を高めるということ。

大手のような資本力やメディアをもたない弱小企業や個人事業主が、生き残るすべはそこにあると考えていいわけです。

だから、ブログやSNSであなたのメディアを大切に育てて、あなたの価値を認めてくださるファンの方を大切にするという泥臭い活動が大切なんです。

この活動なくして、単に高い値付けをすると誰にも振り向いてもらえませんよ。

そして、安易な値下げはいつか首を締めますからね。

今、会社勤めなどをして本業の収入が多い人は、副業を展開するときにこのことはよく理解しておいてくださいね。

本業の稼ぎがゼロになっても、副業でやっていることを値下げできますか?という話でした。

そこんとこ、よろしくね。







-働き方

Copyright© スギぱら , 2017 All Rights Reserved.