人間分析

「嫁ブロック」っていうのは、実はコミュニケーション力の低さを暗示しているんじゃないのか問題

投稿日:2016年11月10日 更新日:

デザートビュッフェ

ビジネスでお世話になっている男性の結婚披露宴に招かれたので、列席してきました。

新郎の彼とはちょうど丸2年の付き合いで、ビジネスで考えるベクトルがお互いに同じ方向なので、いつもいい関係を築かせてもらっています。

いやあ、結婚式と披露宴のどちらも列席しましたが、本当にいいものですね。忘れかけていた新婚当時の初々しさを思い出させてくれますよ、ね?

とはいうものの、私の場合は娘が生まれてからはじめての結婚式列席ということもあって、ああ、うちの娘もいずれこういう日がくるのか・・・とまだ見ぬ未来に勝手に思いを馳せて、式の最中は演出のどれもこれもに片っ端から泣いていました。

どこからそうだったかといえば、結婚式の冒頭、バージンロードをお父さんと歩く新婦の姿を見ただけでボロボロ泣いていたくらい。今にして思えば、ちょっと精神的にどうかしていたかもしれない。

それはさておき、「ふたりでいたらしあわせは2倍、つらいことははんぶんこ」みたいに言いますが、山あり谷あり振り子のようなホメオスタシスの人生航路、いつもそんな感じにはいきません。

そこで今どきな新婚夫婦に送る言葉としてなにかいいものはないかと考えたときに、あるひとつのキーワードが出てきたので、それについて書いてみます。

「嫁ブロック」っていうのは、実はコミュニケーション力の低さを暗示しているんじゃないのか問題

「嫁ブロック」って言うじゃないですか。何かをなそうとしたときに、嫁の許可が得られなくて断念せざるを得ないというアレ。実はこの言葉、採用担当者やヘッドハンターが使う言葉だったんだそうですね。

「嫁ブロック」とは、既婚男性が妻に転職や独立を反対、阻止(ブロック)されることをいいます。もともとは企業の採用担当者やヘッドハンターなどが使っていた業界用語で、内定を出しても妻の“ブロック”で採用が失敗に終わることを言いましたが、昨今の転職市場の拡大にともない、一般にも広く知られるようになりました。ある転職支援サイトの調査によると、35歳以上の男性ユーザーの四人に一人が「嫁ブロック」を受けた経験があり、その半数近くが「嫁ブロック」を理由に内定を辞退したと答えています。

(出典:日本の人事部

みんな苦労してるんだ。

そこで考えたんですよ。「嫁のせいでやりたいことができない」とか「嫁はわかってくれない」って、きちんとしたコミュニケーションを図っていないことの証左なのではなかろうか、と。

では、その根拠を述べていきましょうか。

「嫁ブロック」って言ってる時点で他責思考

まずはこれですね。理由を他者に向けているじゃないですか。しかも、最愛のパートナーに。こんな思考じゃ、自分のやりたいことの前に夫婦関係が破綻します。たしかに世の中には、自分のやりたいことのために夫婦関係を解消する方もありますが、両天秤の片腕「自分のやりたいこと」の反対の腕にある「関わる人たちとの関係性」はしっかりと熟考を要しておかないと、って考えます。

そういうときに足りないのは、往々にして「コミュニケーション力」なんじゃないかと。あ、決して「コミュ障」とは言いませんよ? コミュニケーション障害は、本当に病理診断されて、そうだと判断されたときに使われる言葉だから。

コミュニケーションは「こっちの事情もわかってよ」じゃない

少なくとも夫婦間であれば、お互いの考えていることは可能な限りシンクロさせておく必要があるんじゃないかと思っています。もちろん、育ってきた環境や価値観は違うから好き嫌いはしょうがないし、判断基準にも高低差や予想もしないようなぶっこみ方をすることもあるだろうし、そもそもこれからさきの人生、その基準も価値観も変わっていくものです。

そんなお互いに変化のある人生のなかで、むしろ自分以外の環境はめっちゃすごいスピードで変化をしているのに、相手とうまくいかない理由を「こっちの事情も察してよね」なんてことを言っているようでは時代に取り残されます。

唯一許されるパターンは、察してもらいたい事情の持ち主が音速のスピードで時代を築くイノベーターであるときくらいなんじゃないかと。そんな人、そうそういないですから。私も含めて。

コミュニケーション力は対話力、そして相手を気持ちよくさせる力

上辺だけのコミュニケーションを取り繕える人っていますよね。人当たりはよくて、気遣いがうまくできる人。でも、事の本質を捉えきれていなくて、「空気読んでよ・・・」って煙たがられる人、いません?

そういう人って、だいたい相手の話をうまく聞けないし、相手の知りたいこと、聞きたいことをうまく導き出せないんですよ。だって、その力がないから、それを補うために人当たりをよくして気遣いだけは人一倍にできるように振る舞い続けなければいけない。

では、どうしたらいいのか。

男性の場合は、女性の話をよく聞いてあげることがまず第一。どんなに重箱の隅をつつくようなディテールを積み上げていく話でも、ニコニコして聞くことです。仮に話にオチがなくてもいいんです。むしろ、オチをもとめてはいけない、って聞きました。

そして女性の場合は、「またこのお子ちゃまはワガママ言ってるよ」という気分でニコニコしていてください。オトコはいつだって永遠の5才児だ、って聞きました。あ、でも子どもと違うのは、金銭面にゆとりがあるから、軽はずみなジャッジが経済的にアレなことになるかもしれない、そこだけはしっかり締めておいたほうがいいみたいですよ。

そうやって、パートナーとの対話を重ねていくことで築き上げる関係性の中ではじめて「この人と一緒にいてよかった」という、薄紙を一枚いちまい重ねるような信頼と愛情が育まれていきます。

話を聞く側のスキルが高いと、話をする側は気分が良くなってポジティブになれますもんね。そして、話したことでポジティブになった相手を見た話を聞く側もまた、気持ちよくなれる。信頼と愛情の積み重ねは、こういうところからはじまります。きっと。

さあ、対話をしよう!

「嫁ブロック」の原因は、己のコミュニケーション能力の低さが問題で、それを改善するためには「対話力」だと言いました。

対話力が高まると、相手を承認することもできるようになって、結果として他責思考も小さくなっていくんですよね。そもそも、ストレスっていうのは「どうして俺のことをわかってくれないんだ」っていう、自分の価値観の押しつけから始まる摩擦が原因なんですからね。

だとしたら、素直に相手の話を聞くというちいさな一歩からはじめて、その一歩をずっと継続させていってください。

そうすれば、嫁もわかってくれますよ。ダンナが持っている野望の大きさを。

オトコはいつだって、永遠の5才児なんですから。

 

ふたりとも、末永くお幸せに!!







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