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人間分析

ありがとうと言えない人が、ありがとうって言ってもらえる訳ないわな、というお話。

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ギフト

やぎろぐ」やぎぺーさんのこの記事を読んで、めちゃくちゃ深く共感したので私も経験談をもとにお話してみようかなと。

ミニストップを2ヶ月でクビになったぼくが、コンビニで必ず「ありがとう」と言うようにしている理由 | やぎろぐ
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ありがとうと言えない人が、ありがとうって言ってもらえる訳ないわな、というお話。

コンビニの深夜バイト

私が「ありがとう」と言ってもらえることのよろこびを知ったのは、大学時代のアルバイト経験です。私の場合、大学4年間をほぼコンビニの深夜バイトに費やしていました。

親に学費を負担してもらった分、家賃と生活費は自分でまかなうということを誓って始めた深夜のバイトは、高校時代まで親元で暮らしていたある意味自堕落な生活とは決定的な生活の違いをもたらしました。

そりゃそうです、深夜働いて、昼間は大学で勉強するという暮らしをすることなんて想像もしていなかったわけですから。

バイトをすることの第一目的は『お金を得ること』でした。そのためにはシフトを守って、与えられた仕事を誠実にこなすこと、それが正しいこと(むしろ労働で対価を得る以外の方法を知らなかった)と考えていました。

常連のおっちゃんの「ありがとう」

コンビニで働いていると、生活リズムのように同じ曜日、同じ時間帯に来店されて、お買い物の内容もほぼ固定の方がいらっしゃいます。そういう方って、実は店員って良くも悪くもお客様の特徴でニックネームを勝手につけて、スタッフ同士で呼んだりしたものです。コンビニあるある、でもめちゃ失礼極まりない。

そんな中で、私がシフトに入っていると毎朝4時に牛乳とあんぱん、そして新聞を買っていく方がいらっしゃったんですね。最初のうちはお客様と店員のよくあるやりとりでしかないのに、いつだったか「にいちゃん、ありがとね」って言ってもらえたことがあったんですよ。

たぶん、それまでにも「ありがとう」って言ってもらえていたことはあったはずなのに、「にいちゃん、ありがとね」と私ひとりを相手に声をかけてもらえたことの喜びを知ったこの瞬間、衝撃が走りました。

よろこびをまなぶ

「お金をいただいたうえに、感謝までされる」

この経験は知識だけではわからないものです。お給料をもらうのとはまた違う感覚、働くことの本質というか根幹がここにはあると思った瞬間でした。お客様のお見送りに「ありがとうございます」というのはマニュアルだから、と実行していたけれども、マニュアルを理由にするのではなくて、「わざわざこのお店を選んできてくださったことへの感謝の気持ち」というふうに考えれば、仕事の意味が変わってきますよね。

いやあ、こういうのは研修やセミナーでいくらでも言えるんだけれども、体感しないと腑に落ちないものに違いないなあ。

感謝と提供

感謝を言葉で伝える

私の師のひとりが「感謝と提供」という言葉を常に持ち出します。

相手に喜んでもらうためには、ギブ・アンド・テイクではなくてつねにギブの精神であること。相手に喜んでもらうための価値提供をして、さらに感謝を忘れるなということです。

「ありがとう」というのは、陰陽で言えば陽、つまり「プラス」の言葉ですよね。この言葉は相手にとっても前向きに、プラスの精神に働くとともに口にした自分自身にも励みやモチベーションアップにつながることは言うまでもないでしょう。

「感謝と提供」、このどちらのアクションにも「ありがとう」という意思と言葉を持ち出せるようになると働き方や価値観がガラッと変わるのは間違いないですよね。

まあ、たまに「お客様は神様です」をお客様側のスタンスで振りかざして高圧的な態度を取ったり、言ってしまえばモンスターカスタマー化しちゃってる方もお見かけしますが、なんというか、さもしいなあと思うばかりです。ああはなりたくない。

相手の困っていること、もっと気持ちよくなることのお手伝いする

「ありがとう」と言ってもらえるための行動って、じゃあ何なんだろうということです。

これはビジネスの基本とも言えることで精神的にも肉体的にも「相手の困っていること」「相手がもっと気持ちよくなること」のお手伝いをすることにありますよね。そのために自分の持っているスキルやサービスのレベルを磨き上げて、相手に喜んでもらえるための自己研鑽に励むことが「ありがとう」の言葉の重みを増幅させる唯一の行動でしょう。

「ありがとう」を言えなくなった人っていうのは、たぶんどこかで自分に諦めをつけたり自己成長を放棄した人なんじゃないかなあ、って思ったりもするのです。そういう人の人間的な魅力って感じないですよね。過去の成功体験とかにがっつり頼ってしまう哀れな姿をいみじくもさらけ出してしまうのは、「ありがとう」を言えなくなった瞬間から始まるのかもしれません。ああはなりたくない。

ちょっとくらいの嫌な思いも「ありがとう」で中和を図る

結局、「ありがとう」っていう言葉は、前向きに生きるためのエネルギーを内包しているんですよね。それも、声をかけてもらった相手のみならず、口にした自分自身も含めて。

仮に相手からイヤな思いを受けたとしても、「ありがとう」って口に出せるようなココロのゆとりというかどっしりとした安定を常に持ち合わせたいものですよね。だって言うじゃないですか、「過去と他人は変えられないけど、自分と未来は変えられる」ってね。

そう思ったら、「ありがとう」っていう言葉の力を信じて、プラスの自分をでいられるようにしていきたいものですね。イヤな気持ちもそれで中和させる。そうでもしなければ、ますます「ありがとう」って言えない自分になっちゃうのって冴えないじゃないですか。レストランとかで店員に高圧的な態度で文句を言っている中高年のおじさんみたいにだけはなりたくないじゃないですか。

そんなもんじゃないのかなあ、というお話でした。







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