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書評

藤原和博先生が教えてくれる、10年後も生き残るための働き方とは。

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社会に貢献し、働き続ける限りは成長することから離れてしまうと取り残されてしまいます。

時代の変化がめまぐるしくなる現代で、社会から取り残されるということはきつい言い方をすれば社会的な弱者というポジションになりうる恐れもはらんでいるということ。

成長するための努力をし続けているかどうかにかかってきます。

10年後に今と同じ働き方では生き残れないかもしれないと不安でしかたないのであれば、教育改革を実践されてきた藤原和博さんから「正しい」努力の仕方を学びましょう。

『藤原先生、これからの働き方について教えてください。』藤原和博

『藤原先生、これからの働き方について教えてください。』藤原和博

あなたに人望はありますか?

どれだけビジネスに長けている人でも、その人に人望がなければ息の長いものにはならないし、瞬間風速的な名声だけを拠り所にしているといずれ破綻します。

そのためにも、あなた自身にどれだけの人望が寄せられているか、そうあり続けるために意識することは何か、著者はこう言います。

・真摯さがある
・仕事の出口を考える
・参画性を高める

特に「真摯である」ということは、ドラッカーも繰り返し述べているように、その姿勢がその人をつくりあげます。

真摯であることを自分に課すということは、ひたむきに仕事に取り組むということ。

その姿を見て評価してくださる方に、自然と人望はついていくのでしょう。

それをステップに、「仕事の出口」をデザインし、協創する仲間が力を発揮できる「参画製の高さ」をアプローチできれば人望とともに信任も高まります。

信任(クレジット)の三角形を大きくする

藤原さんはカードゲームになぞらえて『自分を「レアカード」化させる』こととおっしゃります。

レアカードとはすなわち、めったに出会うことのない希少性の高い存在ということ。

そんなレアカードには一朝一夕でなり得るものではなく、地道な積み重ねがその道へと続きます。

20代の5〜10年をかけて、自分自身の軸足となる才能の片足を築き、30代の5〜10年で同様にもう片足となる才能の軸足を定めます。

このふたつの点があなたの「信頼」となります。

そして、40代以降は自分の信頼の上に成り立つステージへと大きな一歩を踏み出します。

2本の足でつくりあげた「信頼」の底辺と、そこから踏み出した大きな1歩とでできあがる3つの点が生み出す大三角形が大きければ大きいほど、あなたがレアカードとして活躍できる場に導いてくれそうです。

その軸をひとつつくるのにかける時間は10,000時間

さあ、人生の中で10,000時間を3回繰り返すだけの時間的投資を、あなたはできますか?

いつやりますか?

正解ではなく「納得解」を得るための情報編集力を高める

20世紀の日本は、全体主義のもとに成り立った経済成長で発展をと遂げてきました。

しかしその成長も1997年で終わってしまい、21世紀に向けては全体主義から個人個人の力が求められる時代へと変化していきます。

全体主義で進んでいた時代では、あらゆる情報を処理して「正解」を求めていっていたものが、時代の変化で個の力を尊重するようになった今は、情報は処理するものではなく「編集」することに重きがおかれるようになりました。

なぜなら、個の力が持つ情報を編集することで全体の理解を得るための「納得解」を必要としているからです。

だから、レアカード化した自分自身を世の中にアプローチすることで才能を開花させることもできれば、レアカードのキュレーターとして適材適所へのプレゼンをすることもまた求められている時代になったといえます。

それだけ、個の持つ力を求めるシーンが増えてきたということでしょう。

裏を返せば、いまだに全体主義で正解を求めながらしか展開できないビジネスは、レアカードとそのキュレーターの活躍次第では淘汰されていくかもしれないということです。

「正しい努力」とは、あなたの希少性を高める努力

結果として、10年後のありかたに不安を覚えるのであれば、今からの10年をどう過ごすかによって大きく変化するということです。

すでに30代、40代と年齢を重ねてきた人は、これまでを振り返って自分自身の「信頼」の底辺を築く強みを見つけ出すことが大切。

そこからうまれるステップが「信任の三角形」の大きさに比例するのであれば、自分自身をレアカード化するための努力をはじめるのは今、この瞬間に違いないでしょう。

若さを妬んでも仕方ありません。

若さにあぐらをかくとろくなことがありません。

正しい努力はここに、指し示されました。

今回ご紹介した本はこちら







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