書評

北海道東川町がうみだした、地域一体で創生した未来の価値基準とは

投稿日:2016年6月4日 更新日:

まちづくりは、一朝一夕で出来上がるものではありません。

どんなまちをつくりたいのか、誰と手を組んでどんなふうに展開していきたいのか、それらのビジョンが定まっていなければ人口の多少や財政面の諸問題など関係なくいつまで経っても誰もが納得するまちは生まれないでしょう。

しかし、それを実現したのが、北海道にある東川町というまち。
旭川から車で30分足らずの場所にあります。

写真の町が創りだした、あたらしい価値基準

30年前に「写真の町」宣言をしたことで、それをまちの軸として発展し続けてきた東川町の人口は現在8,000人。ここで押さえておきたいのが、総数ではなく定住者の増加率。なんと過去20年で14%も増加しているといいます。

それだけにまちに魅力があって、そのまちの発展に貢献したいという人たちが集まって生まれてきたまちの価値基準が、東川町の未来を創生してきたといえるでしょう。

この本は「まちづくりトラベルガイドシリーズ」と銘打たれています。
望む未来を実現するために人びとが影響しあい、共創しながら育ってきたまちを取り上げるシリーズとなりそうです。

単なるまちづくりの成功例を集めたものではなく、そのいきさつを踏まえ、そしてそこに暮らす人たちが織りなす「東川スタイル」をたくさんの写真とインタビューでまとめられているこの本を手にすると、とにかく東川町へ足を運びたくなります。







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