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[SBT]イスへの投資が社員の満足度と会社へのロイヤリティーが高まる。

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これまで多くの経営者や管理職と話をし、働きかたとライフワークについて感じたことをつづる「スギ式ビジネス理論(SBT)」

今回は、こんなお話です。

「事務所にあるイスの重要性を理解していない経営者が多すぎるんだよ」

とあるサービス業の社長は、こう言い切ります。

[SBT]イスへの投資が社員の満足度と会社へのロイヤリティーが高まる。

「事務の仕事をしてくれる方のイスって、どういうのが多い?」

「それは・・・座面が灰色のよくあるオフィスチェアですよね」

「そう、だいたいはそういうものだよ」

「そうですね」

 

こちらの社長は、事務所に置くイスのことには、常に強いこだわりがあります。

 

「事務の仕事というのは、基本的に座りっぱなしの仕事だよ」

「そうですね」

「その方にお仕事をしてもらうためには、ずっと座っていることを敷いているようなものだ。それなのに、だいたいの事務所にあるイスというのは、安物だったり、灰色のいかにもな感じのイスだろう」

「はい、でも社長はそこにこだわりがあるんですね」

「もちろん。安いイスをいいと言うつもりは決してない。むしろ、安いイスに座って仕事をするというのは、今にも壊れそうな車で営業に出かけさせたり、処理速度の遅いパソコンで業務をしているようなもんだ」

「といいますと?」

「パソコンや営業車両をハイスペックに更新するのなら、事務の方のイスもそうあるべきなんだよ」

 

いいイスへのこだわりが業務にどういうメリットをもたらすのか、それを熱く語る社長は今のところこの方ひとりです。たかがイス、されどイスと考えそうな事務所のイスに、こちらの社長はこれほどまでに思い入れをお持ちでした。

 

「そもそも、いいイスというのは長時間座っていても苦痛ではないだろう」

「そうですね、本当はときどき立ち上がって、軽い運動をしたほうがいいくらいなのに、それさえ忘れそうになります」

「そうだろう。事務の仕事はずっと座ってもらっているんだから、長時間座っていても問題ない環境が必要だ」

「はい」

「そうすれば、その人の生産性は向上する」

「ほかにも?」

「そして、概して言えば、うちの場合は事務職の方はご家庭をお持ちの女性が多い。そんな方がうちに帰って旦那さんになんて言うと思う?」

「うちの会社のイスはすごい、ですかね」

「そう。もしかしたら、ご主人が勤め先で座っているイスよりもいいものかもしれない。それでもいいんだよ。ご主人にはやっかみを感じずに、奥さまにお勤めいただく環境をそういうふうに整えている会社なんだとアピールしてもらえればいい」

「なるほど」

「さらにはそうなると、働いてくださる方も、そのご主人も当社へのロイヤリティーが高まる・・・考えすぎだろうか」

「よくわかりました、ありがとうございます」

 

事務職の環境整備と言えば、パソコンの性能やデータ、ファイルの収納管理といったことが主に思いつきやすいものですが、本当に整えないといけないのはその仕事をしてくださっている職場の環境です。

こちらの社長は、イスひとつでも三方良しとなりうる考え方をもとに、会社全体の生産性向上と業務最適化をまだまだ考えていらっしゃいました。







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